【漫画】ブラック企業に入社してしまった… 罵声を浴びせる社長に相談すると?
「僕はブラック企業に入社してしまったようだ」主人公の灰原は、毎日長時間の残業を続けていました。体力の限界を感じ、社長に相談をしますが……。怖すぎる社長の外見と内面のギャップに「面白い!」という声があがっています。
「僕はブラック企業に入ってしまった」しかし社長の話をよく聞くと?
社会問題のひとつである、ブラック企業の存在。劣悪な労働環境で、心身を疲弊させながらも声を上げられない労働者も多くいます。物語の主人公である灰原も「僕はブラック企業に入社してしまった」と悩んでいました。
強面の社長は、「俺に口答えをするのか?」と絵に描いたようなパワハラで灰原を苦しめます。ですが、社長の言葉をよく聞いてみると……?
創作マンガ『ブラック企業に入ってしまったかもしれない漫画』がTwitterで公開されると、読者からは「最高」「この会社に入りたい」などの声があがりました。
マンガの作者である早坂啓吾さん(@k5hysk)に、作品についてお話を聞きました。
ーー早坂啓吾様がマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。初めてマンガを描いたのはいつ頃でしたか?
初めてマンガを描いたのは小学生くらいの頃です。その時は人気作品の模写程度で、ストーリーのあるマンガはひとつも描いていませんでした。中学高校大学といっさい描いてなかったんですが、就職活動に失敗した時に、「漫画家になれたら楽しいだろうなー」という考えからマンガを描いてみたらすぐ賞をもらえたので、そこから本格的に漫画家を目指し始めました。
ーー『ブラック企業に入ってしまったかもしれない漫画』について教えて下さい。とても優しい社長ですが、ほぼ白目のシーンが増えていき、いかにも悪人な印象です。キャラクター作りで工夫された点はありますか?
見た目がめちゃくちゃ怖くて口調もブラック企業の社長なのに、やっていることが超ホワイトというギャップが面白いかなと思って描きました。
ーー灰原は、「実はブラック企業ではなかった」と気付くまで、長時間労働をしていたのでしょうか?
灰原は固定観念から、会社はそういうものだと思って働いていた感じですね。
ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。
シンプルに「笑った」という感想が一番うれしいです。あとは「この会社に入りたい」などという感想が多かったのがうれしかったです。僕も入りたいです。
ーー単行本化もされた早坂啓吾様の作品、『ゆとりやくざ』について教えて下さい。この作品が生まれたきっかけを教えて下さい。
一部のゆとり世代が会社で問題を起こしているというのが話題になった時期だったので、やくざという組織にゆとりの問題児が入ったらめちゃくちゃになって面白いんじゃないかと思って描きました。意外とやくざの方が常識ある感じにしても面白いかなと。
ーー今後、Twitterやブログで発表されるマンガについては、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
Twitterやネットに載せたマンガが連載になったこともあったので、これからも載せてみて反応がいいものを膨らませて商業マンガの方に持っていったりできればなと思います。
(マグミクス編集部)