『ドラゴンボール』の様式美? 一言多すぎた「ビッグマウスキャラの悲劇」3選
世界中で人気を博している『ドラゴンボール』は、個性あふれるキャラたちの迫力のバトルシーンが魅力のひとつです。そのなかには自信満々で「ビッグマウス」発言をしたあと、お約束のようにボコボコにされたキャラもいました。
いろんな意味で作品を盛り上げた「ビッグマウス」キャラ!

鳥山明氏による人気マンガ『ドラゴンボール』は1995年に連載が終了したあとも、アニメやゲームなどのメディアミックス展開があり、その人気はいまだ衰えを知りません。手に汗握るバトルシーンもさることながら、いきいきとした個性あふれるキャラがストーリーを彩っています。
そして、同作ではクセの強いキャラが、自信満々に「ビッグマウス」なセリフを言い放つ場面もありました。実力に見合わない強気発言のあと、無惨にもフルボッコにされてしまう典型的な流れは、多くの読者が記憶していることでしょう。
例えば「第22回・の天下一武道会」のときには、ヤムチャがとんでもないビッグマウス発言を行いました。
このときヤムチャは、ライバルの鶴仙流・天津飯に対し、中指を立てながら「きえろ ぶっとばされんうちにな」と発言します。さらに天津飯との直接対決の直前にも「あっというまに白目をむかせてやろう」と、ヤムチャは自信満々に言い放ちました。
その試合結果はご存知の通り、ヤムチャの惨敗に終わります。天津飯に左足をへし折られたヤムチャは白目をむいて武舞台で失神し、自分のセリフがそのまま返ってくるという残酷な負けっぷりでした。
また、ベジータもビッグマウスでおなじみのキャラです。その強気な性格と高いプライドから、たびたびビッグマウス発言を披露しています。
なかでも、ナメック星でのベジータはビッグマウスが一際目立ちました。フリーザの手下であるキュイ、ドドリアを倒し、勢いに乗るベジータがザーボンを狙ったときのことです。
戦闘を優位に進めるベジータは、ザーボンの攻撃をかわしながら余裕を見せます。そして「どうした!! ザーボンさまともあろうおかたが」「動きが止まってみえるぞ」などと言い放ち、勝利を確信したかのような態度をとりました。
しかし、ザーボンが変身すると事態は急変します。変身によりザーボンの戦闘力が一気に増すと、ベジータの表情はひきつり、それまでの優勢がウソのような反撃をくらってしまいました。
ベジータはプライドが高すぎるせいか、戦闘中に優位に立つと余計なことを言いがちです。