【漫画】「五千円札もってこい!」←息子が編み出した理不尽な客への対処法に「ナイスアイディア」
アルバイト先で、数々の理不尽な目にあっていたという次男。そんなときどう対応していたのか、母が次男に聞いてみたところ……。Instagramで公開されたマンガが、「その若さでえらい」「いい考え方!」と話題になっています。作者の月野まるさんにお話を聞きました。
秘訣は心を「無」にすること?
ピザ店でアルバイトをしていた頃、理不尽なクレームは日常茶飯事だったという次男。数をこなすうちに次第にクレーム対応にも慣れ、至った境地とは……。
次男がピザ店でアルバイトをしていたときの出来事を描いたマンガ「怒ってる人に対する次男のスルースキル」が、Instagramで1万3000以上のいいねを集め話題に。読者からは、「その若さでえらい」「私も『無』で乗り切ります」「いい考え方」など、たくさんの声があがりました。
このマンガを描いたのは、漫画家・イラストレーターの月野まるさんです。Instagramやブログ「ナイフみたいにとがってら」で、日常マンガを発表しています。『ナイフみたいにとがってら』(KADOKAWA)を出版しています。
作者の月野まるさんは、子育てがひと段落した頃から、面白い子供の行動をエッセイマンガで記録しよう、と本格的にマンガを描き始めました。今回のエピソードについて、ご本人は当時「理不尽なクレームにも、冷静に対応していた次男のことを描きとめたい」と思ったことから、投稿に至ったそうです。
作者の月野まるさんに、お話を聞きました。
ーーこのマンガ作品は多くの方に読まれましたが、反響はいかがでしたか?
「理不尽なクレームをつけてくるお客さん、いるよね!」と共感して下さるご意見のほか、接客業の方からのいろいろな経験談のコメントもありました。なかには次男のスルースキルがすごい、神対応だといって下さる方も……。その反面、「家に行ってまでのクレーム対応を、アルバイトがやるべきではないのでは?」などの意見もいただきました。
ーー次男くんにもマンガの反響や感想を伝えましたか?
特に伝えていないです。私がInstagramをやっているのは知っているので、読んではいるかもしれません。ただ読んでいても、感想をいってくることはめったにないので……。
ーー現在も次男くんのスルースキルは健在でしょうか?
現在は接客のアルバイトはしていないので、理不尽なクレームを受けることはなくなりました。いまのアルバイト先で怒られることはあるようですが、怒られても接客業で培ったクレーム対応力のおかげで、メンタルが強くなったのは本人も感じているようです。ちなみに親へのスルースキルは健在です(笑)。
ーー次男くんから、仕事などで何かアドバイスを求められることはありますか?
美術関係の創作の仕事で、作品やアイデアに関しての意見を求められることはときどきありますが、次男のやっていることが私の世界とはまた違う分野なのであまり役に立ててはいないです。私よりも、先輩や友だちなどにアドバイスを受ける方が多いと思います。
ーーこの作品は約1年前の投稿ですが、その後創作活動や取り上げるテーマに変化はありましたか?
子供が成人してからは一緒に過ごすことも減ったので、ブログやInstagramは、アラフィフネタやおすすめの情報(お店や旅など)が増えました。書籍出版に関してだと、最近は実用書などにマンガを提供しています。最新刊は、10月中旬発売の『マンガでわかる お金に人生を振り回されたくないから超ビギナーが今すぐやること教えてください』(主婦の友社)です。
ーー今後、新たに取り組みたい創作活動や、創作以外の活動はありますか?
「イラストや創作マンガなどを描いてみたい」と、以前もいっていたのですが、なかなか着手できず……。創作以外では、もっと広範囲のソロ活をしてみたいです。
●月野まるさん 過去のインタビュー
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(マグミクス編集部)