『北斗の拳40周年大原画展』凄まじい画力! 400点超え原画や「サウザーの玉座」も【レポート】
大迫力の高精細複製画やグッズの数々を見逃すな

後半はフルカラー原画が展示された「彩愛」や、ユリアを巡るケンシロウとラオウの「敬愛」エリア。ここには原画だけでなく原哲夫先生の仕事部屋の様子や愛用の文房具などが展示されています。イラストレーターだけでなく、一般人にとっても巨匠の作業環境は気になるところです。

そして最終章は物販の「超愛」エリアです。「北斗の拳40周年大原画展」に展示された原画類が収められた公式図録やキーホルダー、Tシャツなどのグッズが販売されています。その中で特に目を引くのが高精細複製画です。受注生産ということで1点100万円を超えるものもありますが、どれも美術品として書斎に飾っておきたいクオリティです。
●ここに来れば原哲夫の本当の凄さがわかる

オープニングイベントでは、株式会社コアミックスの取締役 ライツ事業部長・西田創さんによる概要説明の後に、原哲夫先生と武論尊先生、ケンドーコバヤシさんが登壇。ジョークを交えた和やかな雰囲気の中、それぞれが『北斗の拳』への想いを語りました。原哲夫先生は「『北斗の拳』は一番描きたかったマンガ。大事にしている」と述べ、連載当時のハードな日々を懐かしげに振り返りました。武論尊先生は「大原画展」のテーマである愛について「追い続けるもの」と持論を語り「ここに来れば原哲夫の本当の凄さがわかる」と締めくくりました。
「北斗の拳40周年大原画展~愛を取り戻せ!!~」は2023年10月7日(土)から11月19日まで森アーツギャラリーにて毎日開催。その後は名古屋、神戸、福岡などに巡回する予定です。
『北斗の拳』の生原画から、40年にわたって愛され続ける作品が持つ凄いパワーが感じられるでしょう。
(レトロ@長谷部 耕平)