【漫画】電車で隣に座った人の行動に困惑!「席ガチャ」にハズレたサラリーマンに共感殺到
電車で通勤をしている青木ぼんろさんは、隣の席にどんな人が座るか、いわゆる「席ガチャ」に毎日ドキドキしています。ハズレを引くことが多いそうですが、ある日、ひときわ強烈な「ハズレ」を引いてしまい……。あるあるなエッセイマンガに共感が集まっています。
隣の席での迷惑行為に「分かる!」「よくある」

社会にはさまざまな「ガチャ」が存在します。電車で通勤をしている青木ぼんろさん( @aobonro )には、車内で毎日ドキドキする瞬間がありました。それは、隣の席にどんな人が座るか、いわゆる「席ガチャ」です。青木さんは席ガチャでハズレを引くことが多いそうですが、ある日、ひときわ強烈な「ハズレ」を引いてしまい……。
青木ぼんろさんのエッセイマンガ『席ガチャ』がTwitter(現:X)で公開されました。隣に座った若者の驚きの行動とは? 読者からは「分かりすぎる」「確かにそういう人いる」「腰骨を肘掛けにされるガチャもよくある」「映画や劇も地味につらい」「人間社会がよく分かるマンガ」「面白かった」などの声があがり、投稿には6000件を超える「いいね」が集まりました。
作者の青木ぼんろさんに、お話を聞きました。
ーー『席ガチャ』のエピソードをマンガに描こうと思ったきっかけを教えて下さい。
通勤で毎日電車に乗っていると、隣の席にどんな人が座るかっていうのが結構重要だと気付きました。吐き気がしてしまうくらいアルコールの匂いがする人、スマホでなにかのアプリをやっていて、すごいスピードのタップで肘が私の脇腹にガンガン入る人。小柄なお年寄りが両隣に座ったときはものすごい広く静かなスペースになったりなど、それが当たり外れのある「ガチャ」のようだと思い、今回のハズレエピソードをひとつ描きました。
ーーこれまで数々のハズレを引いたそうですが、そんなときはマンガのように表情にも出さずじっと耐えて過ごすことが多いのでしょうか?
まあそうですね。基本的に波風立てたくないですし、公共の場でこういうことができるということはヤバい人の可能性が高いので、耐えるか諦めて席を立つことが多いですね。そういう自分の弱気なスタンスもあって、こういうことを指摘できる人は尊敬しています。
ーーがに股の人に物申してくれた男性が頼もしいですね。ふたりのやりとりを見ての感想を改めて教えて下さい。
電車内の人は僕を含め全員「邪魔だなぁ」と思っているけど声には出せない、そんな気持ちを良く代弁してくれたなぁと思いました。でもがに股の人って、自分ががに股で他人の迷惑になってるとは思ってないと思うんですよね、何というか、純粋な蟹というか。だから蟹はこれからも電車に現れ続けると思うので、自分も蟹退治できるような強い男になりたいと思いました。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
やはり通勤に電車を使っている人からはがに股について「あるある」という共感の声が多く聞こえましたね。がに股で座っている人の前に立ったとき、逆に股のなかに入って動けないようにしたというコメントは素晴らしいと思いました。これは蟹の人からすると、もっとも嫌なことかもしれませんね。

ーー『席ガチャ』も収録された、青木ぼんろさん初の単行本『恐らく誰の人生にも影響を及ぼすことはない僕のサラリーマン生活』が2023年9月14日に発売されました。収録内容や見どころなどをご紹介いただけますか?
今回の単行本は「ウォーカープラス」さんでやっていた連載マンガを書籍にしたもので、それに加えて描き下ろしも9話分収録されております。
描き下ろしでは『エレベーターで上司とものすごく気まずくなった話』や、『LINEの通知を無視し続ける男の話』、『傘の持ち方がヤバい人の話のその後』など、いろいろな話が入っていて、暇つぶしには最高だと思います。
あとはエピローグに、僕がマンガのネタを探すうえでやっていることなども入っているので、エッセイマンガを描きたい人には参考になるかもしれません。ぜひぜひよろしくお願いします!
ーーサラリーマンとしての何気ない日常をマンガに描き続けていらっしゃいますが、どのような思いで描いていらっしゃいますか?
やっぱり「笑ってもらいたい」という気持ちが根底にあって日々マンガを描いています。高校の頃にノートにマンガを描いて友達に回し読みさせていたような、あの頃の感覚ですね。
あとは、日々サラリーマンとして過ごすなかで、イラ立つことや、理不尽なことも多くありますが、それをネタとしてマンガにすることで自分のなかで消化できているというのもあります。ストレス解消にマンガを描く、おすすめです!
●青木ぼんろさん 過去のインタビュー
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(マグミクス編集部)