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アニメ『進撃の巨人』指折りのトラウマシーンに「悪夢だ」「原作以上に過激」の声…!

これまでアニメ『進撃の巨人』では、一度見たら忘れられないトラウマシーンが数多く描かれてきました。なかでも人びとの印象に残っているのはどのシーンなのでしょうか。2023年11月4日(土)に放送される『「進撃の巨人」The Final Season 完結編(後編)』に先駆けて、作中屈指の衝撃的な出来事を振り返ります。

アニメは聴覚と視覚のダブルパンチでよりツラい?

2023年11月4日放送の完結編(後編)では、いったいどんなトラウマが……。 画像は『進撃の巨人』第1巻(著:諫山創/講談社)
2023年11月4日放送の完結編(後編)では、いったいどんなトラウマが……。 画像は『進撃の巨人』第1巻(著:諫山創/講談社)

 第1期の放送からおよそ10年の歴史を刻んできたアニメ『進撃の巨人』も、2023年11月4日(土)放送の『「進撃の巨人」The Final Season 完結編(後編)』をもって完結を迎えます。人類と巨人の壮絶な戦いを描いてきた同作では、思わず目を背けたくなるほどショッキングな場面がいくつも描かれました。

※この記事にはTVアニメ『「進撃の巨人」 The Final Season完結編(前編)』までの内容を含みます。

 まず、誰もが思い浮かべるトラウマシーンといえば、生きたまま巨人に手足をちぎられ、捕食されていく人びとの姿ではないでしょうか。『進撃の巨人』を代表する「ゴア表現」といっても過言ではないでしょう。

 とくに悲惨だったことで有名なのが、調査兵団No.2の実力を誇るミケ・ザカリアスの最期です。普段は寡黙な性格のミケですが、最期は「やぁぁだあああ」「やめてええええッッ」と壮絶な叫び声を挙げながら巨人の餌食となりました。

 しかもアニメ版の当該シーンは、原作以上に描写がむごいうえ、担当声優である三宅健太さんの熱演も加わり、想像を絶する場面に仕上がっています。複数体の巨人に身体のあちこちを捕食され、それでもなかなか死ねず泣き喚くミケの姿には、視聴者からも「あのクールで無口なミケでさえ、泣き喚いて取り乱してしまうギャップが絶望感をより助長させる」「巨人に喰いつかれてもなお意識があるっていうのがまた……」「アニメは視覚と聴覚のダブルパンチで来るからほんとツラい」といった声が挙がっていました。

 一方でミケの部下である「調査兵団」所属の兵士であるナナバの死もまた、多くの視聴者にトラウマを植えつけたワンシーンといえるでしょう。ナナバもミケと同様、クールで勇敢な兵士でしたが、最期は「お父さんやめて! お父さんごめんなさい、ごめんなさい、もうしません!!」と謝りながら複数の巨人に襲われるという、ショッキングな内容でした。

 ちなみに原作には断末魔は描かれておらず、アニメオリジナルの演出として死に際のセリフが付け足されています。その結果、原作にはなかった複雑な家庭環境が垣間見えたうえ、ナナバの最期がより印象的なものになりました。

 ふたりの末路を見るに、過酷な訓練を受けた調査兵団の兵士ですらも、巨人に襲われた際に本音を隠すことはできないようです。そういった意味でいうと、エレン・イェーガーの母親であるカルラの死に際のひと言は、実に印象的で、あまりにも切ないものでした。

 巨人に襲われ、瓦礫(がれき)の下敷きになり動けなくなってしまったカルラは、知り合いの兵士であるハンネスにエレンやミカサを連れて逃げるよう頼み込み、彼らが逃げおおせるまで毅然と振る舞っていました。しかし巨人の魔の手が刻一刻と迫るなか、彼女の脳裏にエレンたちと過ごした思い出が蘇り、最後の最後で「行かないで……」と思わず本音がこぼれてしまうのです。

 ニッタリと笑う巨人の不気味なビジュアルも相まって、カルラが捕食されるシーンは作中随一のトラウマシーンとして知られており、ネット上にも「初めてこのシーンを見たとき衝撃だった」「あの感覚は今も忘れられない」などのコメントが数多く見受けられました。

【画像】うわ、エグッ! まだまだある『進撃の巨人』のトラウマシーン(4枚)

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