人気・存在感がありすぎ! 「死んでから」も影響力のあるジャンプキャラたち
多くの「週刊少年ジャンプ」作品のなかで、劇的な死に方をしたキャラクターは過去に何人もいました。今回はそのなかでも、死んでからも強い影響力を与え続けているキャラクターを紹介します。
作中で死してなお主人公への影響力が強いキャラ

マンガのキャラのなかには、死んでもなお、強い影響力を持ち続けたキャラが存在します。今回は「週刊少年ジャンプ」の人気作のなかから、キャラや読者に影響を与え続けられた3人を振り返ります。
『ONE PIECE』に登場する通称「火拳のエース」ことポートガス・D・エースは、主人公モンキー・D・ルフィの義理の兄にあたる人物です。さらに、海賊王ゴール・D・ロジャーの息子でもあり、それが理由で壮絶な死を遂げます。
「頂上戦争編」にて、処刑されそうになっていたエースを助けにきたルフィを海軍大将・赤犬から庇い戦死するシーンは、多くのファンに衝撃を与えました。エースの死によりルフィは深い悲しみに襲われますが、自身の無力さを痛感し、この後、2年の修行期間を設けて今以上に強くなることを誓います。
修行後のルフィたちは、覇気を習得するなどそれぞれが目覚ましい成長を遂げました。結果的にエースの死があってこそ、今のルフィたちの活躍があるともいえるでしょう。さらに、「ワノ国編」では生前にワノ国を訪れてカイドウの子供・ヤマトと親交をかわしていたことが明らかになり、こちらでも物語に影響を与えていました。
また、『NARUTO』の主人公・うずまきナルトの師である自来也は、孤児であるナルトと出会い、ひょんなことから師弟関係になります。ふたりはともに忍術修行の旅をして、まるで家族のような関係になりました。その後、自来也はとある極秘任務でひとり敵地に乗り込み、戦死してしまいます。
自来也の死でナルトは深く悲しみますが、師の教えである「諦めないど根性」を胸に忍術より上の「仙術」をマスターしました。見事に敵を倒し、師の無念を晴らします。涙なしにはみられない名シーンのひとつで、ナルトの飛躍のきっかけとなりました。
アニメの続きが待ち遠しい『鬼滅の刃』に登場する、炎柱の煉獄杏寿郎も、死してなお、強い影響力を残した人物です。煉獄と主人公の竈門炭治郎は「無限列車編」で初めて共闘しますが、その後に上弦の参の鬼・猗窩座(あかざ)が登場し、煉獄は劣勢に追い込まれます。己の力量が足りぬことを知り、炭治郎たちはなかなか加勢にいけず、ついに煉獄は猗窩座のこぶしで腹部を貫かれてしまいました。
煉獄は最後の力を振り絞り、日光を浴びれば死亡する猗窩座を日の元にさらそうと最後の力を振り絞りますが、猗窩座は逃走します。その後出血の止まらない煉獄は、炭治郎や自身の家族に遺言を残し、この世を去りました。
この劇的な死は炭治郎たちに己の無力さを痛感させますが、煉獄は回想シーンでも度々登場し、その後の彼らを大きく成長させていくきっかけとなりました。
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記
(LUIS FIELD)