マイクに叫ぶ裏技も? ファミコン「2コンのマイク」の意外な活用法
ファミコンのIIコントローラーについていたマイク機能をご存知でしょうか。いまいち用途が分からなかった機能ではありますが、このマイクを活用できた数少ないゲームを振り返ります。
マイクを使用しないと進行できないゲームも存在!

今年2023年7月で発売から40周年を迎えたファミリーコンピュータ(以下、ファミコン)ですが、当時のプレイヤーなら2P側の「IIコントローラー」にマイクがあったのを覚えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、実際にマイクを使って遊ぶゲームは少なく、「どのゲームでマイクが使えたかを知らない」という人もいるはずです。そこで今回は、IIコンマイクが活用できたゲームソフトを振り返ります。
IIコンのマイクを使うゲームとして、もっとも有名なのが『たけしの挑戦状』(タイトー)です。ゲーム中にマイクで発声すると「もしもし」と表示され、街なかにいるキャラに話しかけることができました。
ほかにも、いくつかの店でマイク機能が活躍する場面がありますが、一番知られているのはカラオケスナック「あぜみち」で歌うイベントでしょう。
しかし、このカラオケイベントで「うまい」と評価されるにはコツが必要で、ここで詰まってしまうケースも珍しくありませんでした。
実際プレイした人からも「カラオケで高評価を取らないとゲームが進まなかった」「歌えって言われたから歌ったら、ヘタクソって言われた」といった声が上がっており、苦い思い出として記憶している人も多そうです。
友達とアツい対戦ができる『熱血高校ドッジボール部』(テクノスジャパン)は、とても人気の高かったスポーツゲームです。しかし、このゲームでIIコンのマイクが活用できたことは、案外知らない人も多いのかもしれません。
タイトル画面のあとのゲームモード選択時、「くにおくん」が画面上を走ったり、ウサギ跳びをしたりしています。このときマイクに向かって声を発すると、くにおくんがプレイヤーの方に顔を向けます。
さらに、くにおくんの姿が画面外に消えたときにマイクに発声すると、画面上からくにおくんが落下してくる姿を見ることができました。
ゲーム本編とはまったく関係のない裏技的な小ネタですが、こんな細かい部分にまでマイク機能を採り入れたことに驚かされます。