【ラブコメ界のボーボボ】1話から「衝撃展開」の秋アニメ【なかなかの鬱】
2023秋アニメが続々と放送を開始しているなか、第1話が衝撃の展開を迎える作品がちらほら見受けられます。鬱展開で先が気になる作品があれば、破天荒すぎるラブコメ作品もあり、そのインパクトについ2話も見たくなってしまうほどです。1話から早くも「衝撃展開」の秋アニメを振り返ります。
ツッコミ&驚きで目が離せない、必見の第1話

アニメの第1話は、その後の視聴を継続するかの大きな判断材料になることもしばしばです。それを見越してか、2023秋アニメには、驚きの第1話で視聴者を引き付ける作品がいくつかあります。ネット上で「やばいわ。いろんな意味で」「このヤベェ1話目が一番おとなしいとかマジかよ」と評判の、1話から早くも「衝撃展開」の秋アニメを3作品、見てみましょう。
●『ミギとダリ』
1990年2月、双子の少年ミギ(CV:堀江瞬)とダリ(CV:村瀬歩)は、神戸市北区オリゴン村の児童養護施設で暮らしていました。ある日ふたりは、穏やかな老夫婦に養子として引き取られます。
しかし、ミギとダリは正体を隠し、老夫婦の前では交代でひとりの少年「秘鳥(ひとり)」を演じていました。部屋のテントのなかで、不敵な笑みを浮かべるふたりの目的は一体何なのでしょうか。
『ミギとダリ』は、同名マンガ(作:佐野菜見/KADOKAWA)を原作としたアニメです。原作者である佐野さんはギャグマンガ『坂本ですが?』も描かれており、そのシュールさは本作にも受け継がれていました。
画風やBGMからは、ミステリー作品のようなシリアスさが感じられます。しかし、視聴者は徐々に「何かがおかしい」と気付くでしょう。子ども部屋に通された秘鳥は、段ボールから双子の片割れを取り出し(?)、2馬力の超スピードで荷ほどきを始めるのです。
ふたりが秘鳥のふりをしているのは、とある計画のためでした。その第一歩として、秘鳥は老夫婦の懐に入ろうとします。ただし、どれもバレないのが不思議なほどの、危うい作戦なのでした。「そうはならんやろ」という、ふたりのシュールなチームプレイをぜひご覧ください。
『ミギとダリ』は、TOKYO MXほかにて放送中です。「Amazonプライム・ビデオ」「dアニメストア」「U-NEXT」ほか配信サービスでも順次配信されています。
●『君のことが大大大好きな100人の彼女』
当時、中学生だった愛城恋太郎(あいじょう れんたろう/CV:加藤渉)は、卒業を前に連続失恋記録100回を達成してしまいます。傷心中の恋太郎が帰り道の神社で「高校でこそ彼女を!」と神頼みしたところ、なんと恋の神様が現れるのでした。
神様いわく「高校で出会う運命の人は100人いる」とのことで、恋太郎は高校入学初日から、100人のうちふたりの「運命の人」に出会います。しかし、運命の人と幸せになれなかった場合、その人は「なんやかんやいろいろあって死ぬ」という特大の難点があったのです。
『君のことが大大大好きな100人の彼女』は、同名マンガ(原案:中村力斗、作画:野澤ゆき子/集英社)を原作としたアニメです。ひとりふたりではなく、100人もの運命の人が登場する破天荒な本作は、その勢いもあいまって「ラブコメ界のボーボボ」と評されています。
恋太郎が高校で初めに出会う「運命の人」は、実は頭のなかがピンクな花園羽香里(はなぞの はかり/CV:本渡楓)と、分かりやすいツンデレの院田唐音(いんだ からね/CV:富田美憂)です。ふたりを死なせないため、恋太郎はどちらも全力で愛すことを決めます。
ここまではまだ飲み込める展開ですが、まだ運命の人は2/100人です。「幸せにならねば死ぬ」というトンデモ設定だけに、本当に100人彼女を作るのか、話はワンクールで終わるのか、恋太郎の度量が試されます。ラブコメの概念をぶち壊す大胆な展開をぜひご覧ください。
『君のことが大大大好きな100人の彼女』は、ほかにて放送中です。「dアニメストア」「ABEMAプレミアム」「Amazonプライム・ビデオ」ほか配信サービスでも順次配信されています。