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【漫画】家賃2万のアパートに入居を決めた男性 でも好条件の裏には「ある条件」があって?

工事現場で働く田嶋さん。寮の食堂が閉店することをきっかけに、新しい住まいを探していました。先輩から「家賃2万円」の物件を紹介されるのですが、条件は「ある生き物」と同居することで……。作者のコマkomaさんにお話を聞きました。

風変わりな入居条件に男性の反応は?

痛々しい姿のヨウムと対面する田嶋(コマkomaさん提供)
痛々しい姿のヨウムと対面する田嶋(コマkomaさん提供)

 会社の寮に住んでいる田嶋さん。寮にある食堂が閉まることを機に、引越しを検討していました。すると先輩から「新築で家賃2万円の物件がある」という話しを持ち出されます。しかしその物件の入居条件は絶滅危惧種である鳥・ヨウムとの同居生活で……。

 コマkomaさん(@watagashi4)による創作マンガ『スーパーひまわり「その涙ぼくにゆだねてくれないか」編』がTwitter(現:X)上で公開されました。『スーパーひまわり』シリーズは工事現場で働く田嶋と、家族経営のスーパーで働くあかりの恋愛模様を描いたマンガです。

 今作では、田嶋とともにたびたび登場するヨウムとの出会いを描いています。いいね数は7.5万を超えており、読者からは「田嶋くんのように責任を持って飼育することは大事」「素敵な出会いですね」「心が温まるお話」などの声があがっています。

 作者のコマkomaさんにお話を聞きました。

ーー今作『スーパーひまわり「その涙ぼくにゆだねてくれないか」編』が生まれたきっかけや、理由を教えてください。

 お話が生まれたきっかけは、20数年前に友人宅に同じようにたらいまわしにされているヨウムさんがいたのを思い出したことです。ストレスで毛引きをし、あまりにも痛々しい姿だったのを覚えています。結局、数年で落鳥してしまったのですが、マンガのなかだけでもあの子を幸せにしてあげたいと思い、マンガにしました。

ーー今作では飼育の様子がしっかり描かれていますね。コマkomaさんのペットを飼った経験や、知識を基に描かれているのでしょうか?

 いま現在、文鳥を2羽飼っております。また夫が無類の鳥好きで、ただの「ペット」ではなく「我が子」のようにその子たちを扱うのを見て、日々感化されております。そのうえでユンボのような大型の鳥を買うには、相当の知識や設備がいることを知り、作中の田嶋の行動に反映させました。彼の行動は私がしたかったことでもあります。

ストレスに悩まされていたヨウムを救うことはできるのか……(コマkomaさん提供)
ストレスに悩まされていたヨウムを救うことはできるのか……(コマkomaさん提供)

ーー田嶋とヨウムのユンボとの関係性がとても印象的でした。今作を描くうえでこだわったポイントや、お気に入りのシーンなどはありますか?

 人間と鳥というまったくの異種間どうしでも、心が通う瞬間があるということを描けたラストシーンがお気に入りですね。

ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者のコメントはありましたか?

 実際ヨウムやそのほかの大型の鳥を飼育されている方から「よかった、」「泣けた」という感想がいただけたことがうれしかったですね。また初めてTwitter(現:X)に流したとき、ヨウムが絶滅危惧種であることや、長寿であることから気軽には飼えない生き物であることを記述して欲しい要望があり、それに応え一文を添えられたことがとてもうれしかったです。

ーー後半の場面では、現在のヨウムを巡る社会問題や、飼育に関してのことがメッセージで描かれています。今作を通じて伝えたい思いなどはありますか?

 マンガのなかでも描きましたが、鳥類のなかでもヨウムやオウムは極めて知能が高く、50年近く生きる長寿であり、かわいいからといった理由で気軽にお迎えできるペットではありません。お付き合いをするのに、それ相応の覚悟がいる子たちです。また乱獲で数が減り、絶滅危惧種に指定されています。

 それらを踏まえ、どうか田嶋に出会う前のユンボのような不幸な境遇の子が減り、この賢く美しい鳥が世界から居なくならなってしまわないよう、社会が変わっていくことを望んでいます。

※記事の一部を修正しました。(2023年10月24日 18:59)

(マグミクス編集部)

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