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「原作ファンは好感? 落胆?」原作改変が賛否を呼んだアニメ3選

カットされすぎでストーリーが破綻?

TVアニメ『約束のネバーランド』Season2キービジュアル (C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会
TVアニメ『約束のネバーランド』Season2キービジュアル (C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会

●『約束のネバーランド』Season2

『約束のネバーランド』(原作:白井カイウ/作画:出水ぽすか)は、2016年から2020年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載され、実写映画にもなった人気作品です。同作のアニメは、2019年に第1期、2021年に第2期が放送されています。

 孤児院と称した「鬼」の食料として子供を育てる「人間飼育場」から主人公・エマたちが逃げ出す姿を描いた物語で、「グレイス=フィールドハウス(GF)からの脱出」までを描いたアニメ第1期は、原作のストーリーが見事に再現されていて好評でした。

 しかし、第2期に入った途端、重要シーンの省略などの改変が多発したことで、原作ファンから痛烈な批判が相次ぎます。というのも、アニメ第1期では原作コミックス5巻までを全12話で放送したのに対し、第2期はコミックス6巻から最終巻の20巻までを全11話で放送するという内容になっていたのです。

 これに対し、ネット上では「原作の重要キャラと、重要な場所、好きなシーンがカットされているのが悲しい」「どうしてこうなってしまったのか。オトナの事情なのかなぁ」など否定的な意見が目立ちました。

 その一方で、アニメ版だけを観ていた人からは「普通に面白かった」「次のシーズンが出ないアニメよりは全然マシだと思う」など、肯定的な意見も見られます。

 構成の都合など「大人の事情」が想像できるとはいえ、原作で30話も使って描かれたゴールディ・ポンド編が丸々カットされ、人気のキャラクターが登場しないという驚きの展開もあり、味気なさや置いてきぼり感を覚えたファンも多かったようです。

●『NARUTO-ナルト-』

 岸本斉史氏の大ヒットマンガ『NARUTO-ナルト-』は、1999年から2014年まで「週刊少年ジャンプ」で連載された大人気バトルマンガです。そして2002年から放送開始されたアニメは世界中で大成功を収めています。そのアニメ版にも、さまざまな事情で改変されたシーンや描写がありました。

 例えば主人公・ナルトの「チャクラの色」は原作だと黄色ですが、アニメでは青色に変わっています。実際にナルトの必殺技である「螺旋丸(らせんがん)」も青色で表現されていました。

 これはナルトの髪色や服装が黄色やオレンジの「暖色系」なので、アニメで色が被らないようにあえて寒色系の青を選択して、目立つようにしたのが理由だと言われています。

 また、ナルトの同期である奈良シカマルと暁のメンバー・飛段の戦いのなかで、原作では「アスマの形見のタバコ」を投げて起爆札に火をつけていました。しかし、アニメ版ではタバコの代わりに「ライター」を使用しました。

 これは、未成年のシカマルが喫煙する描写を避けるための改変だと思われます。しかし、そのおかげでアニメ版では「幻で出てきたアスマのタバコにシカマルがライターで火をつける」という、原作になかった場面描写を加えることで名シーンを見事に成立させました。

 視聴者からも「原作の良さをしっかり反映させた素晴らしい演出」「ライターに変更されても、まったく違和感のない描写だった!」など絶賛する声があがっています。

 アニメ化に際して原作が改変されるのは、ファンからすると複雑な気持ちになるのは当然です。ただし、さまざまな事情、理由があってのことなので、そこを汲んだうえで「良改変」と感じたときは素直に称賛したいものです。

(LUIS FIELD)

【画像】原作ファンはショック? アニメ版で改変された被害者たち(6枚)

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