【初見でドハマり】【涙止まらん】1話だけで視聴決定した2023秋アニメ4選
「豊作」との評判も多い2023秋アニメですが、すべての作品を追うわけにもいきませんよね。「まだ継続視聴したい作品と出会えていない」という方もいるのではないでしょうか。そこで、「1話見ただけで継続視聴したくなる2023秋アニメ」を、4作品みてみましょう。
何気なく見たつもりが、1話でバカハマり!

「限られた時間のなかで、面白いアニメをたくさん見たい!」という葛藤は、アニメ好きが抱えがちな悩みですよね。その結果、第1話を見て継続視聴の判断をする方も多いのではないでしょうか。この記事では、ネット上で「今期最強の座は安定」「ストロングゼロ噴いた(笑)」と評判の、「1話見ただけで継続視聴したくなる秋アニメ」を4作品、見てみましょう。
●『葬送のフリーレン』
※この記事では、地上波で初回として放送された約2時間分を1話とカウントしています。
エルフの魔法使いであるフリーレン(CV:種崎敦美)は、勇者ヒンメル(CV:岡本信彦)たちと魔王を倒し、王都へと凱旋しました。10年もの魔王討伐の旅を振り返る一行ですが、千年以上の時を生きるフリーレンだけは「短い間だったけどね」と、ドライに表現します。
宴の夜、流星群を見た一行は「50年後にまた一緒に見よう」と約束し、それぞれの道へと進むため、4人は一度解散するのでした。50年後、約束を果たすために再び王都へ赴いたフリーレンは、彼女とは対照的にだいぶ年を取ったヒンメルと再会します。
『葬送のフリーレン』は、同名マンガ(原作:山田鐘人、作画:アベツカサ/小学館)を原作としたアニメです。魔王を倒したエルフの「セカンドライフ」を描いた本作は、楽しいだけの物語ではありません。ドライなフリーレンの視点から、人の命の儚(はかな)さと美しさが描かれます。
冒頭では若々しかった勇者一行ですが、50年後の再会時には、フリーレン以外の全員が確実に年を取っています。そのあまりの儚さに「なんでもっと、知ろうと思わなかったんだろう」と涙するフリーレンですが、彼女の内面的成長はここから始まったのかもしれません。
魔法の収集に没頭していたフリーレンが、自分より圧倒的に寿命の短い人間たちと交流することで、人間を知ろうと変わっていきます。本作での「老い」は必ずしも悲観的ではなく、淡々と美しく描かれており、美麗な作画もあいまって心が浄化されるような作品です。
『葬送のフリーレン』は、日本テレビ系全国30局ネットにて放送中です。「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」ほか配信サービスでも、順次配信されています。
●『SPY×FAMILY』
東国「オスタニア」と西国「ウェスタリス」は、十年以上も冷戦続けていました。ウェスタリスの凄腕スパイである黄昏(たそがれ)ことロイド・フォージャー(CV:江口拓也)は、オスタニア総裁ドノバン・デズモンドの動くを探るべく、任務として一週間で「家族」を作ります。
しかし妻役のヨル(CV:早見沙織)の正体は殺し屋、娘役のアーニャ(CV:種﨑敦美)の正体は超能力者であり、家族全員がお互いの素性を隠していました。ある日、仕事でお尻を撃たれたヨルは痛みに顔をしかめて帰宅したところ、ロイドはヨルが機嫌を損ねたと勘違いし、機嫌を取るためのデートが始まります。
『SPY×FAMILY』は、同名マンガ(作:遠藤達哉/集英社)を原作としたアニメです。第1期がかなりの人気を博した本作、第2期でも安定の(?)すれ違い家族が描かれます。冒頭1分でこれまでのあらすじが描かれているため、第1期の復習がなくともスムーズに見られるでしょう。
第1話では、第1期からの高い作画クオリティはそのままに、ひたすらヨルの機嫌をとるロイドという日常回(ある意味事件ですが……)が描かれました。アーニャの「わくわくっ!」も聞けるうえ、ロイドのモテ男っぷりとヨルの真面目さがよく分かる構成となっています。
なお、オープニングテーマ「クラクラ」(歌唱:Ado)は、『カウボーイビバップ』の主題歌「Tank!」を手がけた「菅野よう子×SEATBELTS」が編曲、演奏を担当しています。聴き比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
『SPY×FAMILY』は、テレビ東京系列ほかにて放送中です。「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」ほか配信サービスでも、順次配信されています。