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「間違いなく傑作、だけど…」いまだ燻る『ドラクエ6』の「モヤモヤポイント」

1995年12月にスーパーファミコンで発売されたRPG『ドラゴンクエストVI』は、多くのプレイヤーを感動させましたが、その一方で釈然としない気持ちを抱いた人も少なくないようです。そこで今回は『ドラクエ6』のモヤモヤポイントを振り返ります。

名作『ドラクエ6』にくすぶる「モヤモヤした気持ち」とは?

SFC版で大ヒットしたのちにリメイクされた! ニンテンドーDS版『ドラゴンクエストVI 幻の大地』(スクウェア・エニックス)
SFC版で大ヒットしたのちにリメイクされた! ニンテンドーDS版『ドラゴンクエストVI 幻の大地』(スクウェア・エニックス)

 1995年12月にスーパーファミコンで発売された『ドラゴンクエストVI 幻の大地』(以下、『ドラクエ6』)は、ふたつの世界を行き来するボリューム満点のRPGです。

 魅力的なキャラクターたちが登場し、彼らに感情移入しながら遊んだプレイヤーも少なくないことでしょう。しかし、感動的なストーリーを十分に堪能したうえで、「どこかモヤモヤする」という意見もあります。

 そこで本記事では、釈然としないプレイヤーも見受けられた「モヤモヤポイント」について振り返ります。

※本記事には『ドラクエ6』のエンディングに関する内容が含まれています。

 モンストルの町に、アモスという名の戦士がいました。彼は魔物から町を救った英雄として慕われていましたが、魔物にかまれた影響で夜な夜な巨大な怪物に変身し、町を徘徊するようになります。

 アモス自身に変身時の記憶はなく、町の人びとも本人に真実を告げずにいましたが、町を訪れた主人公たちがその事実を知ってしまいます。そしてアモス自身に、事情を伝えるかどうかの選択肢があり、本人に変身の真実を告げてしまうと、責任を感じたアモスは町を去ってしまいます。

 実はアモスに真実を伝えなかった場合、彼は頼もしい仲間として加わってくれるのですが、この選択を間違えると永遠に仲間になりません。そのため、選択をミスしたプレイヤーから「最近アモスが仲間になることを知りました…」「後から気づいたけど、すでにセーブをしたのでやり直せず後悔」といった切ない声がありました。

 正直に事情を話したことで、頼もしい仲間が加入する機会を失うという理不尽さに、やるせない気持ちになった人は少なくないようです。

 また『ドラクエ6』の感動的なエンディングにスッキリしないというプレイヤーの声も目立ちます。

 デスタムーアを倒したことで夢の世界は消失し、主人公たちは現実の世界へと戻ることになります。しかし、バーバラだけは夢の世界の住人であり、現実の世界に肉体がありませんでした。

 そして平和が訪れたことを祝す宴が開催され、主人公の仲間たちも楽しそうにダンスを踊るなど、レイドック城は和やかな雰囲気に包まれます。

 そんななか、主人公とふたりきりになったバーバラは、突然主人公に別れを切り出すと、身体が消えていきます。バーバラは「みんなにもよろしくね…」「あたしは みんなのこと ぜったいに わすれないよって…」という言葉を最後に残しました。

 このあまりにも切ない別れのシーンについて、ネット上では「ドラクエ6のバーバラのやつは納得できません」「エンディングで、バーバラがああなるのは本当になんともいえん…」と悲しむ声が多数ありました。

 ちなみに、現実の世界でバーバラの身体が消えたとはいえ、魂まで消えたわけではありません。また、エンディングのラストには、バーバラがゼニスの城にいるシーンが描かれており、さまざまな解釈の余地が残されています。

 スーファミ時代の傑作『ドラクエ6』ですが、取り返しのつかない選択肢の存在や、切なすぎるエンディングの描写などに、いまだモヤモヤした気持ちを抱く人がいるのは確かなようです。しかし、誰もが納得するような単純な展開で終わらないのは、ある意味「ドラクエらしい」と言えるのかもしれません。

(LUIS FIELD)

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