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「家族の絆に役立てたら…」熊本食材の90秒アニメに詰まった思いとストーリー

生産者の思いを大切に、食材を丁寧に描く

生き生きとしたトマトに目をキラキラさせるにこちゃん(左)とはなちゃん(右)
生き生きとしたトマトに目をキラキラさせるにこちゃん(左)とはなちゃん(右)

「にこやか食堂」の名前は、熊本の、に(肉)、こ(米)、や(野菜)、か(果実)からとったもの。アニメでは熊本の食材「にく、こめ、やさい、かじつ」が実に美味しそうに描かれていいます。

 食材の描写でこだわった点について、「生産者のみなさんが丹精込めてつくられるものですので、農畜産物の描写はアニメーターの方々にも丁寧に描いていただくようにお願いしました。たくさんの農畜産物を見せたい一方で、画面にたくさん詰め込み過ぎると一つひとつを美味しそうに見せることが難しくなるため、両者のバランスをとるという点には苦心しました」と、担当者は話します。

 90秒のアニメーションに詰まっているのは、熊本地震からの復興への思い、家族の絆、そして美味しい熊本の食材ですが、かわいらしいはなちゃんとにこちゃんの表情や、ストーリーもアニメとして楽しめるものとなっています。

 実は、第1弾と第2弾ではアニメの制作会社もアニメーターも異なっています。スケジュール調整の関係でそうせざるを得なかったといいますが、「第1弾のキャラクターやアニメーションはとてもよくできていると思っており、第1弾のキャラクターにあわせて描いていただくようお願いしました。第2弾のスタッフの皆さまも、さすがプロフェッショナルだと感心しました。おそらく、見ている人は第1弾と第2弾のスタッフが異なるとは分わからないのではないでしょうか。そういう意味では、第1弾、第2弾両方のスタッフの皆さんの頑張りがあって完成したアニメであると思います」と、担当者は話しています。

(川崎晴代)

※『にこやか食堂第2弾・はなちゃんのおでかけ』はYouTubeで公開中です。

【画像】歌に合わせて展開する、アニメ『にこやか食堂』の場面カット(17枚)

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