劇場版とも関連? 『ワンピ』シャンクスの謎に直結しそうな「そっくりさん」とは
『ONE PIECE』原作1095話に登場した、ある人物の若い頃の姿が「シャンクスにそっくり」と話題になっています。ふたりにはどのような関係があるのでしょうか。
「シャンクスにそっくり!」 若かりし頃が明らかになったキャラとは
※この記事は映画『ONE PIECE FILM RED』および、マンガ『ONE PIECE』最新話付近の情報を含みます。
『ONE PIECE』の原作1095話では、とある人物の若き日の姿が明らかになりました。
その人物とは、最近登場した聖地マリージョアの「神の騎士団」最高司令官である天竜人、フィガーランド・ガーリング聖です。1095話ではバーソロミュー・くまの過去が語られ、そのなかでガーリング聖の若かりし頃の姿が描かれました。
作中では世界政府非加盟国である「ゴッドバレー」に上陸した天竜人たちが、侵略のついでに「人間狩り」を行うという恐ろしい所業が描かれ、ガーリング聖は早々に「ゴッドバレー」の王を討ち取ってしまいます。そんなガーリング聖の外見が、「シャンクスにそっくり」とネット上で話題になり、ふたりの関係にさまざまな憶測が飛び交っていました。
本題に入る前に、シャンクスと「フィガーランド家」との関係について振り返ります。2023年10月20日より1か月間の期間限定で再上映されている映画『ONE PIECE FILM RED』では、劇中でシャンクスの娘と言われているウタ(実際は血縁はない)について、五老星が「フィガーランド家の血筋の者でもか」と発言したのです。ということは、五老星が「ウタの父・シャンクス=フィガーランド家の人間」と把握していることになります。
そして、『FILM RED』の特典の冊子『「ONE PIECE」コミックス -巻四十億“RED”-』では、ゴール・D・ロジャーが38年前の「ゴッドバレー事件」の後に、奪った財宝のなかにいた1歳のシャンクスを拾って育てていたことが明らかになりました。
そして、冒頭で紹介したフィガーランド・ガーリング聖は、「神の騎士団」の最高司令官として、マリージョアで魚人族をかばったドンキホーテ・ミョスガルド聖を処刑したと語られています(原作1086話より)。このことから、「神の騎士団」は、天竜人を裁く権利を持つほどの人びとであるということが考えられます。
そして、現在のガーリング聖はサングラスで目元を隠していることもあって、容姿はよく分かりませんが、38年前のガーリング聖は三日月のような特徴的な髪型はそのままであるものの、顔つきはシャンクスによく似ているのです。
ネット上では「(ふたりの)顔がそっくりなのと、38年前にゴッドバレーにいたということで、ガーリング聖とシャンクスは親子なのではないか?」など、ふたりには血縁関係があるという考察が続出しています。
さらに、原作434話で白ひげがシャンクスに言った「てめェの顔ァ見るとあの野郎から受けた傷が疼きやがる」という言葉に着目した声もありました。この「あの野郎」とは、当時は多くのファンからシャンクスの目の上の傷をつけたマーシャル・D・ティーチ(黒ひげ)や、白ひげのライバルだったロジャーのことだと思われていました。
しかし、1095話が公開されてからは「『あの野郎』というのはガーリング聖のことなのでは?」という説がささやかれています。1096話で、当時のゴッドバレーに、天竜人の持っている「財宝」を求め、当時はロックス海賊団にいた白ひげも参戦していたからです。ガーリング聖はかなりの武闘派のようですし、シャンクスの父親なのであれば白ひげに傷を負わせる実力を持っている可能性も高いでしょう。