「受け入れられん」「超トラウマ」 アニメでモヤモヤが残るまさかの主人公死亡
殺されても仕方ない? 最低な主人公
●『School Days』

『School Days』はオーバーフローによるアダルトゲームを原作として、2007年にTVアニメ化された作品です。榊野学園に通う主人公・伊藤誠が、同じ沿線から通っている桂言葉(かつら・ことのは)のことが気になっている、という所から始まる物語でした。
しかしある日、誠は「好きな人の写真を携帯電話の待ち受け画面にして、3週間誰にもバレなかったら恋が成就する」という恋愛成就のおまじないを始めます。しかし、隣の席の西園寺世界(さいおんじ・せかい)に見つかって早々におまじないは破れ、お詫びに世界が誠と言葉との仲を取り持つことになりました。
誠はストーリー冒頭の一途な好青年の印象とは裏腹に、回が進むにつれ言葉と世界との三角関係以外にも、学園内の複数の女性と関係を持つ最低な男になってしまいます。そんな身勝手な振る舞いが多いことから、「主人公なのにクズ」と話題になりました。
そんな彼の最期は衝撃的です。誠と関係を持っていた世界は「妊娠した」ことを誠に伝えるも、「なんで子供なんか作ったんだよ!」と冷たくあしらわれ、怒りで我を忘れた彼女は、誠を包丁でめった刺しにして殺害してしまいます。
誠の遺体を見つけた言葉は学校の屋上へ世界を呼び出し、「妊娠したのは嘘ではないか」と問い詰めて世界を殺害します。さらに言葉は世界の遺体を切り開き、「中に誰もいませんよ」という恐怖のセリフを残して、頭だけになった誠とヨットで海に出るのです。
ネット上では「夜中に『School Days』の最終回を見て衝撃で眠れなくなった」「ラスト怖いし変な感情で、トラウマレベル」という声が見られ、視聴者たちの驚きが伝わってきます。自業自得とはいえ、伊藤誠は衝撃的な死に方をした主人公の代表格となりました。
(LUIS FIELD)