『ワンピ』「過剰な覇気>悪魔の実」←特殊能力者なら勝てる? 勢力図が塗り変わる可能性も
『ONE PIECE(ワンピース)』には、さまざまな「悪魔の実」の能力者が登場します。しかし、なかには「悪魔の実」ではないにもかかわらず、独自の「特殊能力」によって活躍するキャラも見られました。
「悪魔の実」の能力者以上の脅威?

『ONE PIECE(ワンピース)』では、ひと口かじれば不思議な能力が身につく果実「悪魔の実」が登場します。そして、その能力は海でおぼれてしまう「かなづち」がデメリットではあるものの、ゴム化、透明化など、チート能力ともいえるものばかりでした。
しかし最終章突入後、「覇気」によって「悪魔の実」の能力を打ち破るシーンが描かれ、ファンの間で衝撃が走ります。そして、いままでチート能力が多かった「悪魔の実」が無効化される(かもしれない)のに対して、今回の特殊能力者たちは「覇気」の影響を受けない可能性が浮上したことで「特殊能力者が強い説」が唱えられるようになったようです。
今回は「悪魔の実」ではない特殊能力を持ったキャラをみてみましょう。
まずはバロックワークスのミス・ゴールデンウィークです。彼女の能力は「カラーズトラップ」という催眠術の一種で言われたことと逆のことをしたくなる「裏切りの黒」や笑いが止まらなくなる「笑いの黄色」などのように、その色の絵の具に触れることで相手の感情を支配してしまいます。
自由すぎるルフィの性格は、この能力にかかりやすかったようで、かなり苦戦をしいられており、「現在は四皇の座までのぼりつめたルフィにとって1番の天敵はミス・ゴールデンウィークなのかもしれない」といった声も挙がっていました。
続いて、サンジの生家であるヴィンスモーク家です。彼らは「生命の設計図」と呼ばれる「血統因子」を操作されたことによって、一部の感情が欠如し、人並外れた戦闘能力を得ました。鉄のような頑丈さを持つ肉体(外骨格)や人外的な回復力や腕力だけでなく、兄妹それぞれにも違った能力も発現し、各自が異なる戦い方を繰り広げています。
読者からは「イチジの能力って黄猿の『ピカピカの実』の能力に似ているな」など、「悪魔の実」との共通点を指摘する意見も見受けられました。元四皇であるシャーロット・リンリンが「欲しい」と語るほどの戦闘力は、将来的には「悪魔の実」に匹敵する特殊能力になるのかもしれません。
また、海賊王であったロジャーの「万物の声を聞く力」や、モモの助の「ズニーシャと意思疎通ができる」能力も「悪魔の実」と関係のない「特殊能力」と考えられています。ロジャーは「万物の声を聞く力」を使って「歴史の本文(ポーネグリフ)」の声を聞き、古代文字が解読できなくても内容を知ることができました。
「ポーネグリフ」を読み解くことができる人物は、『ONE PIECE』世界でかなり少ないとされています。ロジャーの「万物の声を聞く力」は戦力にはならないものの、夢を追いかける海賊にとっては、かなり重要な能力といえそうです。
そしてズニーシャに関しては、ロジャーは話を聞きとることしかできなかったのに対して、モモの助は会話や命令をすることが可能でした。ズニーシャは1000年以上生き続ける象であり、背中の上にミンク族が暮らすモコモ公国が建つほど巨大な体の持ち主です。
ズシーニャは大昔に罪を犯し、歩くことしか許されていませんでしたが、モモの助の許可を得ることで四皇幹部であるジャックをいとも簡単に撃破しました。ネット上では「命令がないと行動できない、という難点をのぞけばかなり有能」「ズシーニャに闘ってもらえるなら、モモの助が最強なんじゃないか」といった声もあがっています。
現在は「悪魔の実」の能力者ほどの知名度がある人物は少ないですが、今後の活躍によっては「悪魔の実」の能力者以上の脅威になりえるかもしれませんね。
(マグミクス編集部)