ナミ=天竜人? シャンクスとの共通点から「ぶっ飛んだ考察」が有力視される訳
マンガ『ONE PIECE』では、次第に明かされるシャンクスの境遇と、ナミの境遇とが似ていると話題になっています。本記事では、未だ明かされないナミの出自を考察しました。
あまりにも共通点の多い、ナミとシャンクスの境遇
『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する、シャンクスは第1話から登場していながら、いまだに多くの謎に包まれた人物です。最新1096話では、「シャンクスの過去について触れられるのではないか」という意見とともに「ある疑惑」が浮上していました。
※本記事には映画『ONE PIECE FILM RED』および『ONE PIECE』原作最新話付近の情報(コミックス未収録分)が含まれています。ご了承ください。
2023年10月20日より、1か月間限定で再上映されている映画『ONE PIECE FILM RED』には、天竜人の最高位である五老星の面々により、シャンクスが「フィガーランド家」の血筋であることが明かされました。
また、原作マンガ第1086話で登場したフィガーランド・ガーリング聖が「神の騎士団」の最高司令官であることから「フィガーランド家の血を引くシャンクスは天竜人の出身ではないか」との推測が挙がっています。そしてシャンクスといくつかの共通点を持つ人物として、麦わらの一味の航海士であるナミの名が聞かれるようになりました。本記事はシャンクスとの共通点から、ナミの正体について考察します。
映画『ONE PIECE FILM RED』上映時の入場者特典第1弾として配布された「『ONE PIECE』コミックスー巻四十億“RED”ー」によれば、シャンクスは38年前、ゴッドバレーでロジャーが奪った財宝のなかにまぎれ込んでいたことがきっかけで、ロジャー海賊団に引き取られることになったといいます。
この境遇には、ナミが養母であるベルメールに拾われた経緯と、多くの共通点がありました。
まずは、シャンクスもナミも戦場で拾われた、ということです。シャンクスが拾われた「ゴッドバレー」は、天竜人の侵略によって殺戮の場と化していました。そこに天竜人の持つ財宝を狙ったロックス海賊団やロジャー海賊団、さらに海軍中将であるガープまでが参戦し、大混乱を招きます。
そして、ナミが拾われたオイコット王国も同じく戦場でした。海軍の兵として戦闘に参加していたベルメールが、ナミを抱いたノジコに出会ったことから、ふたりを故郷に連れて帰ることになったのです。
さらに「『ONE PIECE』コミックスー巻四十億“RED”ー」によれば、シャンクスがロジャーに拾われたのは1歳の頃でした。ベルメールが子どもたちを救出した際、ナミの2歳年上であるノジコが3歳だったので、当時のナミの年齢も1歳ということが推察されます。
年齢や環境だけではなく、ふたりがロジャー、ベルメールと初めて体面したときには、戦場にも関わらず笑顔で手を伸ばしていたというところまで共通していました。