ハッピーエンド…じゃないのかよ! 報われない最後に涙した死亡キャラ3選
マンガやアニメは幸せなハッピーエンドを迎えるものばかりではありません。ふたりが結ばれるかと思いきや命を落とすなど、急転直下する内容に感情が迷子になってしまったファンもいたことでしょう。
来世こそは結ばれて欲しい!
マンガやアニメでは幸せな結末を迎えるキャラクターがいる一方で、不幸な結末を迎えるキャラクターも見られます。特に多くの人から惜しまれる最期を遂げたキャラは、作品が完結した今もファンの間で「幸せになって欲しかった…」「切なすぎる」などと語り継がれている人物ばかりです。そこで今回はネット上で話題となった「幸せになってほしかった」キャラをまとめました。
※この記事には『BANANA FISH』『美少女戦士セーラームーン』『NARUTO-ナルト-』の内容を含みます。
まずは「別冊少女コミック」で連載されていた『BANANA FISH』のアッシュ・リンクスです。彼は、並外れた容姿と卓越した戦闘力を持ち、17歳にしてニューヨークのストリート・ギャングをまとめ上げていました。しかしその類まれなる才能に嫉妬したり利用しようとしたりする者は多く、彼の人生は常に死と隣り合わせの非常に過酷なものでした。
最終回で、アッシュは今回の事件をきっかけに知り合った奥村英二が帰国すると知りながらも、これ以上、裏の世界とかかわらせないために会わないことを選択します。しかし、英二からの手紙を読み、気持ちが抑えきれず走り出したとき、アッシュは刺されてしまうのです。
あまりにも報われない最期に、ネット上では「いまだに思い出しては泣いてしまう」「今まで辛い思いをしてきた分、幸せになってほしかった」という声があがっていました。ただ、一方で「人を殺しすぎたアッシュにとっては最善の死だったんじゃないかな」「アッシュの最後の表情が穏やかで良かった」といった意見も聞かれました。
また『美少女戦士セーラームーン』に登場するネフライトの名前もあがっているようです。ネフライトは敵の幹部でありながら、主人公である月野うさぎの親友、大阪なるに恋をします。しかしふたりが結ばれることはなく、ネフライトは妖魔の攻撃からなるをかばったことで致命傷を負ってしまいました。
あまりに悲劇的な恋の結末に涙を流したファンも多いことでしょう。「なるちゃんと結ばれてほしかった」「やっと両想いになれたのに……」「好きな人が目の前で死ぬなんて悲しすぎる」などふたりの切ない関係性を憂う意見が多くあがっていました。
※TVアニメ『美少女戦士セーラームーン』の内容をもとにしています。
ほかにも『NARUTO-ナルト-』で初期から登場していた日向ネジの死も多くの人の涙を誘いました。ネジは高い才能に恵まれながらも、分家に生まれたがために不遇な扱いを受けてきた忍者です。当初はそんな自分の運命や、父の死の真相、宗家の人間であるヒナタへ恨みを募らせていました。しかし、父の死の真実を知った後は、少しずつヒナタと和解し、主人公であるうずまきナルトたちの心強い味方となりました。
ところが、第四次忍界大戦中にナルトとヒナタを十尾の攻撃からかばったことで命を落としてしまいます。命を狙うほど嫌っていたヒナタを命を守るまでに関係性が修復していることに感動を覚えながらも、命を落としてしまったネジに対して、ネット上では「つらい」「あまりにあっけないよ……」「やっと仲良くなったのに」という声があがっていました。
悲劇は観ていて、とてもつらいものです。しかし、この展開があるからこそ、作品の深みが増し、ファンをとりこにするのでしょう。、切ない最後を迎えたキャラといえば、あなたは誰を思い浮かべますか。
(マグミクス編集部)