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発売20周年の『ときめきメモリアル2』 失恋も味わった、ライバルキャラとの思い出

意中のヒロインが被ると、対決イベントが発生

『ときめきメモリアル2完全攻略&ビジュアルガイド』(コナミ)の表紙に描かれる、個性的なヒロインたち
『ときめきメモリアル2完全攻略&ビジュアルガイド』(コナミ)の表紙に描かれる、個性的なヒロインたち

 前者の匠は、校則に引っかかりそうな程に鮮やかなライトブルーの髪に加え、端正ながらも幼い顔立ちの持ち主。ギブ&テイクを信条に生きる良くも悪くも打算的な男子ですが、本編を通して女子生徒からモテまくりのスクールライフを謳歌しています。たまにプレイヤーへの皮肉を言ったりもしますが、基本的には友達思いの少年です。

 後者の純はあっさり焼けた肌に短髪、そしてメガネが特徴的な熱血漢。巧みな話術ですんなり人の懐に入る匠と正反対な性格で、女性に対してはどこか奥手です。しかし、剣道の腕前と真面目さなら作中ピカイチ。違う中学からやって来たプレイヤーに対しても最初から丁寧に接してくれます。

 互いに性格はバラバラでも、プレイヤーの協力者としてサポートしてくれるなら、良き友人ポジションに留まっていたかもしれません。ところが、匠と純はそんな枠に収まりませんでした。なぜなら彼らもまた、プレイヤー同様にヒロインを愛する心を持っていたからです。

『ときメモ2』ではプレイヤーだけでなく、匠と純も登場ヒロインの誰かと付き合うイベントが実装されていました。つまり、好きなヒロインが友人と被ってしまうという緊急事態が起こり得たのです。

 気心の知れた「友人」から侮れない「恋敵」へ。匠や純と対決する決闘イベントを通じて、当時のプレイヤーは好きな女性を巡って戦うことの大切さ、自分の力量が足りずに恋愛対象を相手に取られる失恋の悲しさに、心を揺さぶられていたのではないでしょうか。

 単なる都合の良い友人としてではなく、恋愛絡みで本気でぶつかり合えたからこそ、『ときメモ2』における匠と純は高校生活を彩る重要なファクターとして機能していたように思います。あれから20年経った彼らが今なにをしているのか……もし最新作が発売されることがあるなら、35歳となったふたりの姿を見てみたいものです。

(龍田優貴)

【画像】『ときめきメモリアル2』外伝、ドラマCD、キャラソン…多様な関連作品たち(6枚)

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