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ゾロは一度も「サンジ」と呼ばない ユニークすぎる”あだ名”に「一周まわって仲が良い」の声も

アホコック、クソコック、バカコック、アホ剣士、バカ剣士、マリモ剣士……。これらはすべて、『ONE PIECE(ワンピース)』のゾロとサンジがお互いにつけたあだ名です。一見仲が悪いように見えますが、歴代のあだ名を振り返ると、意外な関係性が垣間見えてくるかもしれません。

もはや仲良しだろ、お前ら(笑)

ゾロとサンジは喧嘩するほど仲が良い? 画像は「ONE PIECE ワンピース 20THシーズン ワノ国編 piece.12」DVD(エイベックス・ピクチャーズ)
ゾロとサンジは喧嘩するほど仲が良い? 画像は「ONE PIECE ワンピース 20THシーズン ワノ国編 piece.12」DVD(エイベックス・ピクチャーズ)

「麦わらの一味」のゾロとサンジが犬猿の仲であることは、『ONE PIECE(ワンピース)』ファンなら誰もが知っている事実でしょう。隙あらばケンカばかりするふたりは、小学生レベルのひどいあだ名で罵り合っており、お互いの名前をちゃんと呼んだことはほとんどありません。ただ歴代のあだ名を振り返ってみると、一周まわってふたりの仲の良さをうかがい知ることができます。

 実はゾロとサンジの呼び方については、過去に単行本73巻のSBSで言及されたことがありました。質問者いわく、サンジが登場した5巻~66巻までを読み直した結果、両者ともに呼び方ランキング1位が「てめェ」、2位が「お前」だったそうです。3位以降には「あの野郎」「クソ野郎」「おめェ」「こいつ」などに並んで、ひどいあだ名がランクインしており、そのバリエーションの多さに驚かされます。

 たとえばゾロは、料理人であるサンジに対して、「アホコック」「バカコック」「クソコック」といった安直な悪口を放ってきました。その一方で見た目をイジることにも余念がなく、特徴的なぐるぐるまゆげから着想を得て「バカまゆげ」「素敵まゆげ」「ぐるぐる」と罵ったことも多々あります。

 さらにまゆげイジりは止まらず、「ダーツまゆげ」などと呼んだこともありました。たしかに言われてみればダーツの的を思わせる見た目なので、ちょっとしたネーミングセンスすら感じてしまいます。

 対してサンジは、ゾロの眉いじりに返す形で「マリモ」「まりもヘッド」「マリモマン」「バカマリモ」「マリモ剣士」「迷子マリモ」などと、よく「マリモ」呼ばわりしています。これは十中八九、緑色でモコモコとしたゾロの頭部を揶揄(やゆ)しているのでしょう。百歩譲って「マリモ」はまだ響きがかわいいですが、ひどいときは「緑」や「藻っ」など、あだ名といっていいのかわからない呼び方すら飛び出していました。

 また何かと張り合うことの多いふたりは、島にたどり着いた順番ですら争いの種になります。「麦わらの一味」が2年ぶりにシャボンディ諸島で合流した際には、珍しく方向音痴のゾロが1番のりで島にたどり着いたため、「7番が1番に偉そうに言いやがって」「ああ悪かった 7番」とサンジをやたら「7番」呼びしていたのが印象的でした。

 一方「ワノ国編」では久々の再会を果たしたのも束の間、出会って数秒後には「悪ィがお前につき合ってるヒマはねェ “まゆ五郎”」「右に同じだ!! “モ十郎”!!!」とあだ名を付け合っています。ここまでくると、もはや仲がいいのか悪いのか分からない境地ではないでしょうか。

 ちなみに原作マンガにおいて、サンジから「ゾロ」と正しい名前で呼んだことはあるものの、ゾロが「サンジ」と名前で呼んだことはありません。ですが「うちのコック」と、信頼感をにじませるような呼び方をしたことはありました。口ではアレコレ言うものの、内心サンジを仲間として認めているのは間違いないでしょう。

 お互いにライバル心から張り合ってしまう部分がありつつも、実際には相手に興味津々だからこそ、これだけ無尽蔵のあだ名が思いつくのかもしれません。

 そんなふたりがこの先、お互いの名前で呼び合う日はやってくるのでしょうか。今まで散々な呼び方だった分、最後の戦いで「サンジ」「ゾロ」と呼び合うことになれば、ファンにとってはこのうえない胸アツシーンになりそうです。

(ハララ書房)

【画像】こ、これはひどい(笑) ネーミングセンスが壊滅的な「麦わらの一味」(4枚)

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