『メイドインアビス』の「度し難いドリンク」も? コラボカフェの「狂気の食べ物」
アニメやマンガなどのコラボカフェでは、その作品にちなんだメニューが提供されます。しかしなかには原作へのリスペクトが強すぎるがゆえ、「狂気の域」にまで達してしまっているコラボメニューも存在しました。
(良い意味で)やりすぎていて度し難い
最近ではアニメやマンガなどとタイアップしたコラボカフェが、あちこちで開催されるようになりました。その店内には作品の世界観を表現したフードやドリンクが並び、ファンを喜ばせるのが恒例の光景です。
しかしときにコラボカフェでは、いい意味で「やりすぎ」な飲食物が考案されることも珍しくありません。いまだにネット上で語り継がれている、伝説のカフェメニューを振り返ってみましょう。
例えば『劇場版「メイドインアビス」-深き魂の黎明-』の公開に合わせて、2020年1月から開催されたコラボカフェ「黎明卿 隠されたボンドルドの拠点」には、イメージドリンクのなかに「レグから採取された液体」と名付けられた商品が含まれていました。
レグは『メイドインアビス』に登場するロボットのような少年で、劇場版のなかではボンドルドというマッドサイエンティスト的な悪役キャラクターに捕まり、かわいそうな目に遭ってしまいます。そのときに下半身から採取された、「黄色い液体」が商品化されたようです……。『メイドインアビス』のシビアな世界観に慣れたファンも、レグの口癖を真似して「度し難い」と戸惑っていました。
さらにTVアニメの第2期『メイドインアビス 烈日の黄金郷』が放送されたときも、各地の「マチアソビカフェ」でコラボカフェが開催され、度し難いコラボメニューが登場しています。「みんなにも振る舞ったさ!」でおなじみの、「ワズキャン特製スープ」を再現した「抗えないスープ」が振る舞われたのです。本編でこのスープがどういった経緯でどのように作られたかを知っているファンからすれば、まさに「狂気の産物」といっても過言ではないでしょう。
ある意味で同作の名言「あこがれは止められない」を体現しているかのようなコラボカフェですが、エグいメニューで話題を呼んだのは『メイドインアビス』だけではありません。かわいらしい世界観で有名な絵本『ピーターラビット』も、実はなかなかショッキングなメニューを出していたようです。