あまりに悲惨な末路!『ドラゴンボール』未来悟飯はなぜ人造人間に負けたのか
『ドラゴンボール』の主人公・孫悟空の長男として誕生した孫悟飯は、悟空が病死した未来世界では過酷な環境に置かれながらも、トランクスとともに人造人間たちに立ち向かいました。しかし修業を積んだにも関わらず、人造人間に負けてしまいます。セルを倒すほどの潜在能力を持つ悟飯は、なぜ強さを手に入れられなかったのでしょうか。
未来悟飯VS人造人間の結末が衝撃すぎる!
『ドラゴンボール』の主人公・孫悟空の息子・孫悟飯は、少年時代にセルを撃破するほどの戦闘の才能を持っています。そんな彼は悟空が心臓病で死んだ未来世界では、過酷な環境に置かれながらもトランクスとともに人造人間に立ち向かいました。
ただ、修業を積んだにも関わらず、悟飯は人造人間に負けてしまいます。なぜ悟飯は強さを手に入れられなかったのか、ネットではさまざま意見が出ていました。
原作では描かれなかった物語について、原作の番外編『TRUNKS THE STORY -たったひとりの戦士-』にオリジナルシーンを加えたTVスペシャルのアニメ『ドラゴンボールZ 絶望への反抗!! 残された超戦士・悟飯とトランクス』で、明かされた未来世界の悟飯のこれまでをざっと振り返ってみましょう。
悟空の血を継いでいるだけに悟飯の潜在能力は凄まじく、師匠であるピッコロの厳しい修行を経て逞しく成長していきます。しかし幼くして父・悟空をウイルス性の心臓病で亡くし、半年後には人造人間17号・18号との戦いにより、師匠であったピッコロをはじめとする仲間の戦士を失いました。ピッコロの死でドラゴンボールも消滅してしまったため、生き返らせることができません。
その後ベジータの息子・トランクスに稽古をつけながら人造人間たちに抵抗し続けますが、トランクスと挑んだ戦いで悟飯は左腕を失ってしまいます。未来のあるトランクスに希望を託した悟飯は、再び人造人間たちに立ち向かい、戦死してしまうという残酷な展開を迎えました。
本編(セル編)では悟空とともに精神と時の部屋で時間を圧縮し、しっかり修行をして頭角を現していましたが、なぜ未来世界ではさらに長い年数修行をしていたにも関わらず人造人間に勝てなかったのでしょうか。ネット上では「人造人間によって破壊された未来世界は荒れ果ててたから、食料も乏しくて身体作りもできなかったんじゃないか」「切磋琢磨しあえる仲間や稽古をつけてくれる師匠がいなかったのが大きい」という声が上がっていました。
そしてやはり、優秀な師匠でもあった悟空を亡くし、セルと戦う前に行っていた「顔つきも性格も穏やかなままで超サイヤ人の状態を維持」する修行をしていなかったのが、強さがそこまで伸びなかった最大の原因という意見が多いです。仲間もほとんど失って精神的にも過酷な状態では、こんな修行はできなかったでしょう。
また、本編ではタイムマシンに乗って未来からやってきたトランクスによって、人造人間がその時点(エイジ763)から3年後に現れることを知っていたため、あらかじめ準備することがでkいました。対して未来世界では本編のような前触れもなく人造人間に襲撃されたため、ベジータやピッコロらも備えることができなかったことも理由として大きいようです。
『ドラゴンボールZ 絶望への反抗!! 残された超戦士・悟飯とトランクス』は、ブルマがタイムマシンを作って未来トランクスがやってこなかった場合、どれだけ悲惨なことになっていたのかが1時間かけてじっくり描かれています。シリーズのなかでも異色ですが、悟飯の成長および物語全体に関しても、主人公・悟空の存在の大きさがよくわかります。
(マグミクス編集部)