【漫画】雨の中ずぶ濡れで泣く幽霊 怪談が現実に…?「オチが最高」「尊い」
雨のなかで泣く女の幽霊に連れ去られた男の子……。怪談を利用して、後輩と相合い傘をしようと目論む先輩。計画通りに相合い傘に成功するものの、後輩は恐ろしいものを目にしてしまいます。
「傘、私のだよ」幽霊の赤い傘

急な雨に、小学生のたかしくんは忘れ物の「赤い傘」をさして帰ります。帰り道、ずぶ濡れで泣く女の人が……。「その傘、私のだよ……」幽霊に手を引っ張られ、いなくなったたかしくんの姿を見た人はいませんでした。
怪談を利用して、後輩と相合い傘をすることをもくろむ先輩。創作マンガ『怪談を利用して後輩と相合傘したい先輩の話』がTwitterに公開され、「この話好き!」「最高」などの声があがっています。
マンガの作者である橋本くららさん(@hashimotokurara)に、作品についてのお話を聞きました。
ーー橋本くらら様がマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
幼稚園の頃から絵を描くことが好きで、小学校の「漫画クラブ」に入ったことがマンガを描き始めたきっかけです。当時は『星のカービィ』のキャラクターばかり描いていました。
ーー『怪談を利用して後輩と相合傘したい先輩の話』が生まれたきっかけはありましたか?
Webマンガサイト「くらげバンチ」で募集していた「くらツイ漫画賞」に『オカルト好きの先輩が心配』という4ページマンガを投稿したところ、ありがたいことに大賞をいただきました。その4ページマンガを元に「くらげバンチ」の担当編集さんとアイデアを膨らませ、「怪談を利用して男の子にアプローチする女の子」というコンセプトでコメディマンガを描くことになったんです。
ボクはホラー映画を観ることが好きなのでネタを出しやすいですし、ホラーとラブコメの組み合わせは新しいと思ったので、作っていてボク自身ワクワクしました。
ーー幽霊をはじめ、登場人物のキャラクター作りで工夫された点はありますか?
「赤い傘の女」のデザインはあえてベタな、いかにも「私、幽霊です!」って感じの見た目にしました。その方がラストのオチがより面白く感じられると思ったからです。
主要人物のナナ先輩と切道くんは、優しく思いやりのあるキャラクターにしています。ふたりのほのぼのとした掛け合いと幽霊が出た時のギャップを楽しんでほしいので、前半のふたりのやりとりはなるべくかわいく描くように心掛けています。

ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「オチが予想できなかった」という感想をたくさんいただいてうれしかったです! でも一番うれしかったのは「切道くんがさりげなく車道側に移動していてイケメン」という感想ですね!
相合傘をしながら切道くんが先輩の後ろを移動し車道側に移るコマがあるんですが、セリフで説明しなくてもちゃんと伝わるんだなぁと感激しました。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
基本的にはほのぼのとしたコメディマンガを描いていきたいと思っていますが、時々ホラー要素を入れた作品を投稿して読者をドキッとさせたいです。
(マグミクス編集部)