「試したら本当だった」ファミコン時代の『ドラクエ』にあった「禁断の裏ワザ」3選
ファミコン時代の『ドラクエ』は、ネットが普及した現在と違ってゲーム攻略の情報源に限りがあり、友だちからの口コミ情報が頼りだった人も多いはずです。そんななかには、ゲームの難易度を大きく変える裏ワザもあり、実際に試して驚いた人もいることでしょう。そんなファミコン時代の「ドラクエ」シリーズで、実際に流行した「禁断の裏ワザ」を振り返ります。
半信半疑で試してみたら、驚きの展開に!

現在のようにインターネットが普及していなかった時代のゲームの攻略情報といえば、ゲーム雑誌や攻略本などが主な情報源です。
そこで公開された攻略情報は、友だちから友だちへと口コミで広がり、ファミコン時代の「ドラクエ」シリーズについての情報も同様でした。
なかには、真偽の怪しい裏ワザ情報もありましたが、実際に試して成功し、驚いた経験がある人もいるはずです。そこで本記事では、ファミコン時代に口コミを中心に広まった「ドラクエ」シリーズの裏ワザを振り返ります。
最初に紹介するのは、1987年に発売されたファミコンソフト『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』(以降、『ドラクエ2』)にあった「はかぶさのけん」と呼ばれた裏ワザです。
「はかぶさのけん」とは、攻撃力は低めだけど二回攻撃が可能な「はやぶさのけん」と、装備すると呪われてしまうが攻撃力の高い「はかいのつるぎ」のいいとこ取りをするという、夢のような武器でした。
この「はかぶさのけん」を手に入れるためには、まず「はやぶさのけん」を装備した状態で、最終決戦の舞台であるハーゴンの城に入ります。入城後「はかいのつるぎ」に持ち替えると呪われますが、そのままの状態で「ルビスのまもり」を使用するか、城の外に出ます。
すると、装備は自動的に「はやぶさのけん」に戻りますが、攻撃力は「はかいのつるぎ」の数値を維持しているという裏ワザです。これにより「はかいのつるぎ」の高い攻撃力のまま、ニ回攻撃が可能となります。
口コミを中心に『ドラクエ2』プレイヤーの間で広まった「はかぶさのけん」は、後に『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』で、正式な武器として採用されています。
裏ワザが発祥となった武器名が公式に認められたのも驚きですが、当時のプレイヤーの間でそれだけ認知度が高かったということなのでしょう。
続いて紹介するのは、1988年に発売されたファミコン版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』にあった裏ワザです。
戦闘時、プレイヤーが「ぼうぎょ」のコマンドを選んだあと、一旦キャンセルをして別のコマンドを選択すると、「ぼうぎょ」の効果を残したまま、別のコマンドが実行できるというものです。
「ぼうぎょ」の効果で被ダメージを減らしながら異なる行動がとれるため、ゲームの難易度を大幅に下げてくれます。ちなみに4人目のキャラは「ぼうぎょ」を選んだ時点でキャンセルができないので、この裏ワザが活用できるのは1~3人目までのキャラクターのみです。
ネット上にも「ぼうぎょキャンセルの裏ワザを友人に聞いて、当たり前に使っていました」「邪道扱いされるほど絶大な効果があった」という声があり、この裏ワザのお世話になった人はかなり多そうです。