「ほっこり? それとも号泣?」何度でも観返したくなる「アニメ衝撃のクリスマス回」3選
今年もクリスマスの時期が近づいてきました。楽しいイベントが盛りだくさんのなか、クリスマスにこそ観返したくなるアニメのエピソードもあります。そこで今回は、クリスマスをテーマに描かれた印象に残るアニメエピソードを厳選し、ネット上の反響とあわせて紹介します。
クリスマスシーズンになると思い出す、印象的なエピソード

クリスマスといえば、夜空の輝く星や雪景色に装飾されたツリーが映え、いろんなアニメで特別なエピソードが描かれることが多いイベントです。
ワクワクさせられたり、ちょっぴり切なかったりと、アニメで描かれるクリスマス回に思い入れが強い人も多いことでしょう。そこで毎年シーズンが来ると観返したくなる、印象的なクリスマスエピソードを振り返ります。
アニメの「クリスマス」エピソードといえば、TVアニメ『銀魂』が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。万事屋(よろずや)を営む主人公・坂田銀時と、その仲間たちが繰り広げる人情コメディ作品のクリスマス回は、アニメの第200話「サンタクロースの赤は血の色」と第201話「人類みなサンタ」などで観ることができます。
この回では「自分のところには一度もサンタが来たことない」と嘆く神楽を元気づけるために、ふたりのサンタクロース(銀時と、神楽の父・星海坊主)が現れます。しかし彼らが鉢合わせてしまい、サンタがふたりいるという不自然な状況に陥ってしまいました。
銀時と星海坊主は「どっちが本物か」を話し合い、さらにその現場にサンタの姿をした他のキャラも混ざって大混乱に。しまいには「サンタクロース決定戦」が開催されるというぶっ飛んだ展開は「さすがは銀魂」と思わせてくれます。
ネット上では、このハチャメチャなクリスマス回について「銀さんと神楽パパが同じ思考で本当におもしろい」「さすがギャグアニメ!」などさまざまな反応があり、ほっこりさせられた人が多いエピソードでした。
次に紹介したいのは、TVアニメ『ソードアート・オンライン』にあったクリスマスにまつわるエピソードです。
同作は、ゲームの世界に閉じ込められ、ゲーム内の自分が死ぬと、現実世界の自分も死を迎えるというデスゲーム的な要素もある物語です。川原礫氏による原作のライトノベルは、世界累計発行部数3000万部の人気を誇っています。
そんな人気TVアニメの第3話「赤鼻のトナカイ」では、とても切ないクリスマスにまつわるエピソードを観ることができます。
主人公・キリトは、一時的に小さなギルド「月夜の黒猫団」に加入し、そのギルドメンバーの少女・サチと出会いました。
キリトは、「死ぬのが怖い」と怯えるサチを励まし、ふたりの距離は縮まっていきます。しかしある日、ギルドメンバーと挑んだ迷宮の小部屋でトラップが発動し、サチたちは命を落としてしまいました。生き残ったキリトは、サチをはじめ、仲間たちを助けられなかったことを後悔し、自分を責め続けます。
それから約半年後のクリスマスイブ、蘇生アイテムをドロップするというボスの情報を得たキリトは、単身で戦いを挑みます。このボスに見事勝利したキリトは蘇生アイテムを入手しますが、「死亡してから10秒以内」に使用することが条件だと分かり、サチを蘇らせることは叶いませんでした。
そして唯一の希望が失われて落ちこむキリトのもとに、サチが生前に贈ったギフトが届きます。それはサチがクリスマス用に吹き込んだメッセージで、キリトに対する感謝の気持ちや、励ましの言葉が詰まっていました。
そのボイスメッセージの最後にサチは、クリスマスにちなんで「赤鼻のトナカイ」をハミングで歌い、「ありがとう、さよなら」という言葉で締めくくります。くしくもそのセリフは、彼女が死の直前にキリトに伝えた言葉と同じものでした。
この、あまりにも切ないクリスマスにまつわるエピソードは、視聴者の間でも話題を呼び、SNS上にも「サチの歌でサブタイトルが回収されて泣いた」「アニメで一番好きなエピソード」といった声が多数あがっています。