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「出産のためお休みです」←えっ、女性!? さまざまな理由で「性別議論」を招いた人気漫画家たち

漫画家は表舞台に立つ機会が少ない職業です。そのため性別すら不明な人が多く、ネット上で「男性なのか女性なのか」と議論を招くことも少なくありません。過去にどのような形で「性別議論」が巻き起こってきたのか、有名なものをご紹介します。

同業者の発言で「性別議論」勃発!?

芥見下々先生は女性? それとも男性? 画像は「呪術廻戦 Vol.1 初回生産限定版 Blu-ray」(東宝)
芥見下々先生は女性? それとも男性? 画像は「呪術廻戦 Vol.1 初回生産限定版 Blu-ray」(東宝)

 漫画家の性別は、あくまで作品とは関係のないプライベートな情報ですが、作品を愛する読者のなかには、どうしても作者の性別を知りたくなる人が多いようです。ときにはペンネームや作風などから、激しい「性別議論」が勃発してしまうケースもありました。

 たとえば『呪術廻戦』の作者である芥見下々先生も、激論に巻き込まれてきた漫画家のひとりです。何となく名前の雰囲気から「男性」っぽさを感じるものの、実はかねてより「女性説」がささやかれていました。その理由としては、『呪術廻戦』における女性キャラクターの発言や心情の描写が妙にリアルなこと、かつて読切マンガ『No.9(ナンバーナイン)』が掲載されたときの著者イラストが女性だったことなどが挙げられます。

 なかでも極めつけだったのが『ラブひな』の作者である赤松健先生の発言でした。「『ジャンプ』の売れ線のやつはだいたい女性です。『鬼滅』も『呪術廻戦』もなんでもそうですよ」とTwitter(現:X)のスペースで語っていたことから、ネット上で性別議論が巻き起こったのです。

 ただ、芥見先生は『呪術廻戦 公式ファンブック』のなかで、男子校に通っていたことを公言しています。加えて、2021年放送の漫画専門番組『漫道コバヤシ』では、顔を隠した状態で番組に出演しており、声が完全に「男性」のものだったことが話題を呼びました。女性説の信憑性は極めて低いでしょう。

 ちなみに赤松先生の発言にもあったように、『鬼滅の刃』の作者である吾峠呼世晴先生もかねてより「女性説」がささやかれてきました。最初のきっかけとなったのは、コミックスなどで公開している手書き文字がかわいらしい丸文字だった点です。ほかにも2019年に発売された『吾峠呼世晴短編集』では、吾峠呼先生が担当編集者だった大西恒平氏について、「担当さんとは生き別れの兄妹のようにそっくり」と語っていました。

 大西氏は顔出しでメディアに出演することも多く、男性であることは周知の事実です。つまり「兄妹」という表現に則ると、やはり吾峠先生は女性なのかもしれません。

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