「みたらし団子」は炭治郎の命綱? 熾烈な戦い目前の「癒やし回」で心の準備を『鬼滅の刃 柱稽古編』
TVアニメ化が発表された『鬼滅の刃 柱稽古編』では、炭治郎や伊之助、善逸、玄弥の同期や村田さんなど先輩隊士たち、柱たちの意外な一面を見られるのも楽しみです。この記事では、「柱稽古編」で明らかになる、「スイーツ好き」さんたちと炭治郎とのかかわりを見ていきます。
鬼滅隊が誇る(?)「スイーツ三人衆」のスイーツ愛とは
『鬼滅の刃』は、主人公である竈門炭治郎をはじめ、個性的で魅力的な登場人物たちが多数登場します。TVアニメ化が決定している「柱稽古編」では、来たるべき鬼舞辻無惨との最終決戦に備える鬼殺隊の様子が描かれるため、炭治郎や伊之助、善逸、不死川玄弥といった同期の仲間たちをはじめ、村田さんなど先輩隊士たち、そして柱たちの意外な一面を見られるのも楽しみです。
この記事では、そんな「柱稽古編」で明らかになる、『鬼滅の刃』の「スイーツ好き三人衆(すいません。勝手に名付けました)」の「スイーツ愛」について、炭治郎とのかかわりから見ていきます。
※この先の記事には『鬼滅の刃』の「刀鍛冶の里編」以降のストーリーのネタバレを含みます。
●刀鍛冶・鋼鐵塚さんの怒りを収める最終兵器!?
TVアニメ「刀鍛冶の里編」で、上弦の伍である玉壺の攻撃を受けながらも驚異の集中力で刀を研ぎ続けた刀鍛冶の鋼鐵塚(はがねづか)さんの大好物は和スイーツの「みたらし団子」でした。
炭治郎と鋼鐵塚さんの出会いは、最初の日輪刀を届けてきてくれたときです。ひょっとこのお面にいくつもの風鈴を下げた笠といういで立ちもですが、炭治郎の話をまったく聞かず、家にも入らないで軒先で刀を取り出すという行動から、「ただ者ではない」感が満載でした。
その後、鋼鐵塚さんは、下弦の伍である累との戦いで日輪刀を折ってしまった際には、包丁を持って炭治郎を追いかけ、上弦の参である猗窩座に投げつけて2本目の日輪刀まで紛失となると、両手に包丁を握り、さらに頭にも包丁を2本巻きつけた異様な姿で、「万死に値する!」と夜通し炭治郎を追い掛けるといったトンデモぶりを発揮しています。
その時に助けてくれたアオイと蝶屋敷で働く三人娘(すみ、きよ、なほ)が炭治郎にもたらしたのが、「鋼鐵塚さんは、みたらし団子が大好物」という思いがけない情報でした。実際、あの鋼鐵塚さんが、ひょっとこのお面で表情は見えませんがハートがダダ洩れするほどご満悦で、みたらし団子を持ってうっとりしていたのです。
もしも刀鍛冶の里を訪れる際にちゃんと手土産でみたらし団子を持って行っていれば、すんなり会ってもらえて、刀も打ち直してもらえたかもしれません。
さて、「柱稽古編」では、炭治郎が戦闘用絡繰人形「縁壱零式」のなかから発見した刀を研ぎ終えた鋼鐵塚さんが刀を携えて蝶屋敷にやってきます。さすがの鋼鐵塚さんも、上弦の伍である玉壺にやられた傷のせいで、いつもより「かなり穏やか」(炭治郎談)です。それでも「人の話を聞かない」「気難しい」「癇癪持ち」なところは変わらず、「お前は今後死ぬまで俺にみたらし団子を持ってくるんだ」と炭治郎の頬にひょっとこのお面の口をぐりぐりと押し付けるのでした。
作中で語られている「鋼鐵塚さんの怒り鎮火対策」としては、「みたらし団子を与える」「風鈴を鳴らす」「わき腹をくすぐる」の3つがありますが、炭治郎が実践するなら、「みたらし団子を与える」というのが一番、平和で確実な方法だといえそうです。