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『北斗の拳』漢たちはなぜあんなにデカいの? 背の順に並べて浮かんだ意外な事実

『北斗の拳』に登場する漢たちはみな長身でとにかく巨体です。実はその身長について記された、古い資料が存在しました。そしてその背の順に並べてみると、意外な事実も見えてきます。彼らはなぜあれほどデカいのでしょうか。

デカい! けど意外と常識の範疇…?

ケンシロウの相棒といえばレイ。身長も同じ設定。第74話「死兆星マミヤの頭上に!の巻」より
ケンシロウの相棒といえばレイ。身長も同じ設定。第74話「死兆星マミヤの頭上に!の巻」より

 2023年で生誕40周年を迎えたマンガ『北斗の拳』(原作:武論尊/漫画:原哲夫)は、その身長描写でもたびたび話題になってきました。主要キャラのほとんどが長身ないし巨漢といえ、加えてシーンによってはビルの2、3階くらいあるのではないかと思われるほど大きく描かれてもいます。彼らの身長は果たしてどれくらいなのでしょうか。

 その答えは、1986年発売のムック本「週刊少年ジャンプ特別編集 北斗の拳 SPECIAL ALL ABOUT THE MAN」にありました。以降の記述におけるキャラクターの身長の数値は、特に説明のない限りこの資料によるものです。なお、資料での確認はできませんでしたが、ジャギは180cm程度、ケンシロウはその後少し高くなっている、という言説が聞かれます。全体に資料当時の数値から変わっている可能性があることには留意すべきでしょう。

 文部科学省が公開した「令和3年度学校保健統計」によれば、17歳男子の平均身長は170.8cmとのことですが、『北斗』の主要男性キャラはそれより遥かに高く、軒並み180cm以上に設定されています。180cmから185cmにはシュウ(180cm)やサウザー(181cm)、シン、ユダ、ジュウザ(3人ともに183cm)、ケンシロウ、レイ(ともに185cm)が該当します。南斗六聖拳の漢たちは同じくらいの身長であるなか、最強と目されるサウザーが2番目に背が低いというのは意外でした。

 続いて186cmから200cmのキャラクターを見ていくと、ここにはトキ(188cm)とリュウガ(190cm)のふたりしかいないことが判明しました。トキは病身ということもあってか小柄な印象でしたが、ケンシロウより3cm高いのです。またリュウガも、ケンシロウとそう変わらないかと思いきや5cmも高く、作中の見た目だけでは把握しきれないことがよくわかります。

【画像】みんな「トキは小柄」と思い込まされたシーン ほか『北斗』のデカすぎるキャラ(6枚)

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