「お前らわかってねーな」不人気をかこってきた「ドラクエ」シリーズのヒロイン3選
毒舌キャラはただ不快になるだけ?

そのエマよりも、さらに厳しい声が挙がっているのは、同じく幼馴染ポジションのヒロインである、『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』の「マリベル」です。彼女はパーティにも加わるため、出番はミーティア姫やエマよりも圧倒的に多くあります。
しかし性格は高飛車で毒舌な一面があり、良くいえば「ツンデレキャラ」ではあるものの、そのようなマリベルに対しネット上には「性格がキツすぎる」「ほぼ毒しか吐かないから不快」など不満の声が見受けられます。さらに彼女のビジュアルに対しても無慈悲な意見が多く、到底ここでは記せない内容のものも見られました。いわゆる「ヒロイン」である以上、ビジュアルと性格は確かに大事な両輪、ではあります。
ただ、本作から採用された、仲間との会話コマンド「はなす」でたくさんマリベルと会話をしていると、きっとその印象は大きく変わってくることでしょう。
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ちなみに花嫁を選ぶ展開がある『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』には、ニンテンドーDS版から登場した「デボラ」というヒロインがいます。しかしオリジナル版から参加しているヒロインの「ビアンカ」と「フローラ」の人気は根強く、ネット上の様子を見てもデボラを花嫁候補に推す声は控えめです。
デボラは上述したマリベル同様、とても勝ち気な性格で、たとえば「私に指図をしたら怒るわよ。指図はさせてもらうけど」「なによ 小魚なみたいな顏して」など、高圧的なセリフが多いのも彼女の特徴といえます。一応、主人公に対して「小魚」と呼ぶのは、彼女にとって愛情表現のひとつです。
このように振り返ってみると、当然といえば当然なことながら、出番が少なかったり、毒舌だったり、高飛車な対応をしたりするようなヒロインは人気を獲得しにくいようですね。
(LUIS FIELD)