【漫画】生まれた時から「母親」だったお母さん 親になって得た気付きにホロリ
生まれた時から「母親」だったお母さんにも、「母親」以外の気持ちがあります。そのことに、自分が親になって初めて気付き……。母親への想いを描いたマンガに、多くの人たちが涙しました。
自分が親になって気付く、「母親」の気持ち

当然のことですが、母親は、私たちが生まれたその時から「母親」です。当然のように母親に甘え、頼り、ワガママを言ってきた……ですが、母親にも「お母さん以外の気持ち」があります。
自分が親になって初めてそのことに気付き、マンガに描いたのは鳥谷丁子さん(@TanikoNikki)。Twitterに投稿されると、マンガの読者からは「泣いてしまった」「お母さんありがとう……」などの声があがり、話題になっています。
作品について、鳥谷丁子さんにお話を聞きました。
ーー鳥谷丁子様がマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
日に日に大きくなって行く息子の成長記録としてと、育児休暇中、社会から取り残されたような疎外感を感じ「何かしなくちゃ」と気を紛らわせるために描いたのがきっかけです。
ーー『お母さんを「母親」としてしか見たことのなかった私がお母さんになった話』を描こうと思った経緯はありますか?
正直一人暮らしをしてみても、結婚してみてもここまでハッキリと母に感謝したことはありませんでした。息子が1歳半になり、「赤ちゃん」から「子供」に成長してやっと母がしてくれたことの偉大さに気付きました。
「いつまでも元気でいてほしい」とは思いますが必ずお別れはくるものなので、昔の私のようにまだ気付けていない方たちのイメージをつかむきっかけになればと思い、マンガを描きました。

ーー今後、お母様にどんな恩返しをしたいとお考えでしょうか?
息子にとって母のようなお母さんになることと、子供が大好きな母と息子の思い出をひとつでも多く残せるようにと思っております。
ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。
若い方から「このマンガを読んでお母さんがお母さんでいることが当たり前じゃないんだと気付けました」とコメントいただけてとてもうれしかったです。
あとは、既にお母さんを亡くされた方から「まだ恩返し出来る方は早くこのことに気付いてほしい」とコメントをいただけたのが印象に残っております。
ーー鳥谷丁子様はエッセイマンガを多数公開されていますが、以前の作品で反響が大きかったものや、ご自身が気に入っているものを教えて下さい。
出産レポートでしょうか…(笑)。それに続き産後の後遺症(?)で尿が出なくなった話があるのですが、「こんなの聞いてない!!」と私は思ったので、直面する前にぜひ一度読んでみていただきたいなと思います。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
自分が「もっと早く知りたかった!」ということをメインに、基本的には描きたいことを好きなように描いていこうと思っております。
(マグミクス編集部)