【漫画】『べるぜバブ』作者の最新作 嘘を嗅ぎ取る高校生と保険屋のSFマンガに8万いいね
嘘が臭いで分かってしまう高校生の水森楓。音信不通になっている同級生が「宇宙人かもしれない」という話を耳にします。"嘘の臭い"がまったくしないことを不審に思い、同級生の自宅へ向かうと……。 作者の田村隆平さんにお話を聞きました。
突然目の前に現れた謎の少女の正体とは
嘘が臭いで分かってしまう不思議な能力を持つ高校生、水森楓は嘘にまみれた日常にうんざりしていました。ある日、クラスメイトの女子から、「音信不通の彼氏が宇宙人かもしれない」という相談を持ち掛けられ、一緒に様子を見に行きます。しかし、そこでは「彼氏だったもの」と、”宇宙人専門の保険屋”を名乗る謎の少女に出会い……。
田村隆平さん(@cosmos_tamura)が「人が嘘をつくと、臭いでわかる高校生の話」としてTwitter(現:X)に掲載した『COSMOS』が話題です。単行本の帯には『BLEACH』の作者である久保帯人先生から「ド頭2ページで面白いのがわかる。まずは2ページ読んでくれ!!」とのコメントを寄せました。
いいね数は8.1万を超えており、読者からは「これは斬新」「予想もできない展開で面白い」「色んな要素のバランスが最高」「すっげえ伏線だな……」などの声があがっています。
作者の田村隆平さんにお話を聞きました。
ーー今作『人が嘘をつくと、臭いでわかる高校生の話』が生まれたきっかけや、理由を教えてください。
このお話は、いま連載している『COSMOS』という作品の1話目となります。最初に「宇宙人とお金」にまつわる物語にしようと決めたのですが、そのときに、主人公に何かひとつ能力があった方が面白いかな、広がりが生まれるかな、話が転がるかな、と発想して「嘘が臭いで分かる」形へ落ち着きました。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「初めて自分の作品を読んだ人」と「過去の作品を好きでいてくれた人」の両方に届いている感じがして、そこがうれしいですね。あたたかい感想が本当に励みになっています。
ーー今作を描くうえでこだわったポイントや、お気に入りのシーンなどはありますか?
これまでの連載は「週刊少年ジャンプ」での週刊連載のみだったので、「サンデーGX」での月刊連載である『COSMOS』はその分、背景含めた画面全体の「絵作り」にこだわっています。あとヒロインである穂村の「目」の描き方は力を入れています。
ーー田村隆平さんの漫画家としてのデビューの経緯を教えて下さい。
「ジャンプ十二傑新人漫画賞」という新人漫画賞に出した『URA BEAT』が、佳作+十二傑賞受賞となり「週刊少年ジャンプ」の本誌に掲載されたのがデビューです。
ーー今後、Twitter(現:X)で発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
作品のTwitter(現:X)アカウントを担当さんに手伝ってもらっていて、告知やプレゼント企画などいろいろと動いてくれています。あと「サンデーGX」の本誌連載と並行して、「サンデーうぇぶり」でも少し遅れて更新されるので、いろんな形で『COSMOS』を知ってもらえるのはありがたいですね。Twitter(現:X)でも反応いただいているようです。この記事で知った方も、ぜひ『COSMOS』をお読みいただければ幸いです!
(マグミクス編集部)