時間がとれる今がチャンス! 年末年始に一気見したい名作「長編アニメ」4選
2024年の三が日は、月、火、水で、例年のお正月よりもさらに長く休みが取れる方も多いのではないでしょうか。そんな時間の生まれる年末年始に一気見したい、長編アニメ映画を振り返ります。
有名だけど見てない人も意外と多いかも?
今年も年末から年始にかけては、自宅でのんびりと過ごす人も多いはずです。まとまった時間を利用して、ゆっくりとアニメ鑑賞を楽しんでみてはいかかでしょうか。今回は、年末年始にガッツリ見るのにおススメの、長編のアニメを4作品紹介します。
●『ONE PIECE』
言わずと知れた国民的人気作品『ONE PIECE』は、原作の開始が1997年からという長寿作品です。原作は今なお連載されており、アニメも1000話を超える長編作品なので、まとまった時間がとれるタイミングでの視聴にぴったりでしょう。ちなみに、2023年10月29日から、アニメ放送開始25周年を記念して、公式YouTubeで1年間にわたる「24時間全話ライブ配信」が行われており、全話を無料で見ることができます。
王道冒険ものなので、誰でも楽しめる作品ではありますが、連載期間が長いだけあって物語に張られた伏線も、登場するキャラクターも大量です。主要キャラにはしっかり過去編があり、キャラごとの背景も追うとかなりの時間がかかります。さすがに1回の冬休みで全部は無理でしょうが、見始めるきっかけにはちょうどいいのではないでしょうか。
●『銀河英雄伝説 Die Neue These』
『銀河英雄伝説 Die Neue These』は、田中芳樹先生のSF長編小説をアニメ化した作品です。1988年に『銀河英雄伝説 本伝』のタイトルでアニメ化された際は、100話超えの長編アニメになりました。
さらにそこから30年を経て、2018年に新作アニメーションとして放送されたのが『銀河英雄伝説 Die Neue These』です。新作のアニメシリーズは、「邂逅・星乱・激突・策謀(全48話)」の4シーズンで描かれました。2024年1月16日からは、日本テレビ系の「AnichU」で『銀河英雄伝説 Die Neue These』が全話放送されます。
同作は、数千年後の未来が舞台です。宇宙空間に進出した人類は、「銀河帝国」と「自由惑星同盟」という巨大国家に分かれ長年対立していました。そこに登場した、ラインハルト・フォン・ローエングラムと、ヤン・ウェンリーというふたりの天才司令官によって歴史は大きく変化します。
ふたりの戦いは単純なバトルシーンだけではなく、戦略・戦術をぶつけ合う、手に汗握る緊張感があります。さらに前線での戦いの裏には政治的な駆け引きがあったり、信頼する仲間との絆や切ない別れが描かれていたりと、魅力的なキャラクターたちの人間ドラマに胸が熱くなります。寒い冬を、熱い銀河バトル作品を見て過ごしてみてはいかがでしょうか。
●『フルーツバスケット』
『フルーツバスケット』は、高屋奈月先生の代表作で、「花とゆめ」で連載されていた全23巻の少女マンガが原作のアニメ作品です。2001年に8巻までのストーリーがアニメ化されており、2019年に全23巻までのストーリーで新作アニメが放送されました。さらに2022年には、主人公たちのその後などが描かれている『フルーツバスケット-prelude-』が制作されています。
主人公の女子高生・本田透は、両親を亡くし山でテント生活をしていました。その場所は由緒正しい「草摩家」の敷地内でしたが、家事の腕を買われて草摩家に居候することになります。
実は草摩家の人間にはそれぞれ十二支の物の怪が憑いており、異性にふれると動物に変身してしまうという秘密がありました。透は、そんな秘密を抱えている草摩由希たちと共同生活を送りながら、他の十二支とも出会い親しくなっていきます。
草摩家の人たちとまっすぐ向き合う透の優しさには、思わず涙するような温かさがあふれています。『フルーツバスケット』を見て心の疲れを癒し、ほっこりした気持ちで年末年始を過ごすのもおススメです。
●『STEINS;GATE』
『STEINS;GATE』は同名のゲームを原作とした作品で、2011年に全24話でアニメ化されました。2018年には続編となる、『STEINS;GATE 0』が放送されています。
物語の舞台は2010年の秋葉原です。主人公の大学生・岡部倫太郎は「未来ガジェット研究所」を立ち上げ、日々発明品を生み出していました。ある日、偶然にも過去へとメールが送れる「タイムマシン」を作り出し、発明の興奮を抑えきれずに興味本位で過去への干渉を繰り返します。その結果、世界を巻き込む大きな悲劇が……。その悲劇を回避するために、主人公の孤独な戦いが始まります。
1話目からSF好きの心をくすぐる要素がたっぷりで、中盤からはシリアスな展開もありました。タイムリープによって運命を変えていくというストーリーなので、時系列が複雑に絡み合います。話の展開を見失わぬよう集中し、時には同じ回を何度も見直ししながら、理解を深めることでより楽しむことができます。年末年始にじっくり時間をかけて、『シュタゲ』の世界にどっぷりと浸かってみてください。
(マグミクス編集部)