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「丁寧に再現しすぎでは」「合従軍も見たい」 実写『キングダム』は4作目まで?

実写映画版『キングダム』の4作目が2024年7月12日に公開されることが決定しました。「大将軍の帰還」といういかにも最終作らしいサブタイトルから、ネット上では合計何部作まで作られるのか不安を感じるファンの声が集まっています。

第4作目のサブタイトルは「大将軍の帰還」

2024年7月12日に公開決定した『キングダム 大将軍の帰還』スーパーディザービジュアル (C)原泰久/集英社 (C)2024映画「キングダム」製作委員会
2024年7月12日に公開決定した『キングダム 大将軍の帰還』スーパーディザービジュアル (C)原泰久/集英社 (C)2024映画「キングダム」製作委員会

 2023年12月13日に、実写映画版『キングダム』の4作目の情報がついに解禁されました。サブタイトルは「大将軍の帰還」で、ついに王騎の大活躍が観られるのではとネット上に期待の声が集まっています。その反面、「あと何作映画が作られるのか?」という不安の声も散見されます。

 実写映画版『キングダム』は第3作目まで毎作大ヒットし、原作マンガからの改変は若干ありつつも、ストーリーやキャラクターの再現度が高く「実写版の数少ない成功例」とまで評価されました。しかし、映画を3作終えた段階でのストーリー進行は原作コミックスの12巻あたりまで、とかなりスローペースな印象です。ちなみに2023年12月13日の段階で原作コミックスは70巻まで発売されているので、まだ全体の約17%しか実写化できていません。

「大将軍の帰還」の「帰還」の部分が、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』や、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』など、過去の偉大な大作シリーズのラストも連想させるためか、「今回で終わりではないか」という声も出ていますが、果たして今後のシリーズはどうなるのでしょうか。

※この記事では『キングダム』のまだ実写化されていないストーリーの展開に触れています。常用漢字ではない漢字の表記はカタカナとしております。

 4作目の公式サイトでは、原作コミックス作者である原泰久先生が「いよいよ馬陽の戦いのクライマックスが描かれます!」とコメントしています。もし原作コミックスと同じ展開であれば、王騎(演:大沢たかお)VSホウ煖(演:吉川晃司)の決着を観ることになるでしょう。また、ティザーPVでは負傷した人を背負った尾到(演:三浦貴大)が夜の森らしき場面を移動する様子が映し出されたことから、ホウ煖の夜襲によって戦闘不能になった信(演:山﨑賢人)を尾到が守りながら退却する名シーンも、忠実に描かれていると予想できます。

 また、原先生のコメント通り「馬陽の戦い」のクライマックスまでが第4作目で描かれたとすると、原作コミックスの16巻までが映画化されることになります。この進行スピードに対してネット上では「楽しみだけど、どこまで続くのか気になる」「問題は4で終わるか5まで続くか。函谷関(合従軍編)まで続いて欲しいけど遠いな」「馬陽以降はさらに予算必要そうな戦いばかりだし、難しいかも」など、どこまで映画化し続けるのか気になっているファンの声があがっていました。

 ネット上でのファンの予想では、斉以外の中華の他国(楚・魏・趙・韓・燕)が秦に攻め込んでくる「合従軍編」までが実写化されて完結するのではないか、という意見が多いです。「合従軍編」では万極(演:山田裕貴)と信の一騎打ちや、李牧(演:小栗旬)が知略を見せるシーンなど、敵の見せ場も増え、楚国を中心に新キャラも増えるため、作るのは難しそうですが、盛り上がることは間違いないでしょう。

 一方でネット上では「王騎vsホウ煖の決戦で実写化シリーズはいったん区切りかも」「史実で秦が中華を統一することは確定してるから、正直いつ終わっても問題はないと思う」「山﨑賢人が『ゴールデンカムイ』とかで忙しすぎるしここで終わりかな」など、4作目で完結という予想も少なくありません。ただ、4作目のタイトル発表時のキャストやスタッフのコメントでも、「今回で最後」と思わせるような部分はないため、まだまだ続く可能性もあるでしょう。

 ちなみに同じくマンガの実写化シリーズで、大ヒットした『るろうに剣心』は5作で完結しました。『キングダム』が『るろうに剣心』と同様に5作目まで作られるのか、4作目で終わるのか、あるいは6、7作目とシリーズが続くのか、今後の情報にも注目です。

(LUIS FIELD)

【画像】キャストにびっくり!でも「はまってる」「マジ強そう」 4作目で大活躍の実写版・李牧とホウ煖を見る(3枚)

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