【漫画】「本当に気をつけないと…」 引っ越しのあいさつに違和感を覚えて「間一髪」?
作者がひとり暮らしをしていた頃、ある男性が訪ねてきました。応対した作者が味わった恐怖体験とは……。Instagramで公開されたマンガが、「怖すぎる!」「ドアを開けていたらどうなっていたのか……」と話題になっています。作者のゆき味さんにお話を聞きました。
「引っ越しのあいさつ」にご注意を!
作者がひとり暮らしをしていたときの恐怖体験について描いたマンガ「日常にひそむ恐怖」が、Instagramで6000以上のいいねを集めて話題となっています。
作者がマンションでひとり暮らしをしていたとき、見知らぬ男性が家を訪ねてきました。上の部屋に引っ越してきたのであいさつをしたいとのことでしたが、ドアを開けようとした瞬間、作者はあることに気付き……。読者からは、「怖すぎる!」「ドアを開けていたら、いま頃どうなっていたのでしょう……」「女性のひとり暮らしは本当に気を付けなくちゃいけないですね」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、イラストレーター兼漫画家のゆき味さんです。Instagramやブログ「漫画家ゆき味のエッセイ漫画保管ブログ」などでマンガを発表しています。ゆき味さんに、作品についてのお話を聞きました。
ーーこの男性はどのような風貌をしていましたか?
全身黒い服を着て、キャップを深くかぶった、「THE怪しい人」のような風貌でした。声と口元の感じから、おそらく40歳前後の男性かと思います。うつむきがちだったので、「どのような顔をしていたのか」までは思い出せませんが……。
ーーゆき味さんが恐怖で固まっていたとき、男性は何かしてきましたか?
特に何もせずに、すぐに諦めて階段を下りていきました。いったい何がしたかったのでしょうか……。
ーー後日、この話を上の部屋に住む友達に話しましたか?
当時は話しませんでした。社会人になったいまでも一緒にお酒を飲む仲なので、最近このマンガを見せたところ、「そんなことがあったの!?」「まぁ、たしかにあの辺りは変な人が多かったもんね」と怖がっていました。
たとえば、ただ歩いているだけなのに「ストーカーすんなよ!」と怒りながら傘で殴りかかってくるおばあさんや、「2万円あげるからハグさせて」といいながら並走してくるおじさんなどがいました。いま考えてみても、とても香ばしいメンバーが多い地域でした……。
ーーその後、男性は再び現れませんでしたか?
その後、見かけたことはありません。ですが、別の変な人がちょこちょこ家を訪ねてきたことはありました……。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
「恐怖でしかない」「犯罪の匂いがする」「ドアを開けていたら今頃どうなっていたのでしょう」「女性のひとり暮らしは本当に気を付けないと」などのコメントをいただきました。なかには「男性というだけで警戒するなんてひどい!」という意見もありましたが、急に知らない人が家を訪ねてきたら、男性・女性問わず怖いです……。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
今回のエピソードは、ひとり暮らしをする女性への注意喚起として描きました。私がマンションでひとり暮らしをしていた地域の治安はあまり良くなく、変質者が多い地域だったので、もしあのときドアを開けるか否かで、その後が左右されていたかもしれないと考えるとゾッとします……。
ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。
私のマンガは身の回りで起きた奇妙な事件や、共感してもらえるような日常マンガをメインに取り扱っています。「こんな実体験をしている人がいるんだ~」と、今後とも軽い気持ちでマンガを楽しんでいただけたらうれしいです。
●ゆき味さん 過去のインタビュー
(マグミクス編集部)