ファミコン版『ボンバーマン』発売から38年 「対戦」は無く「やりこみ要素」がスゴかった?
1985年12月20日にハドソンからファミコン用ソフト『ボンバーマン』が発売されました。爆弾を使ってブロックを壊したりモンスターを倒したりする本作は、「裏技探し」でも多くの少年を熱中させました。
爆風で「自分も死ぬ」のが面白かった?

本日12月20日は、1985年にハドソンからファミコン版『ボンバーマン』が発売された日です。本作は爆弾を使用してブロックを壊したり、モンスターを倒したりしながらステージクリアを目指すアクションゲームで、シリーズ化され長きにわたってファンに愛され続けているゲームです。『ボンバーマン』の初期作品について振り返ります。
ファミコン版『ボンバーマン』は、パソコン用ゲーム『爆弾男』のリメイクとして誕生しました。この初代『ボンバーマン』はひとりプレイ用ゲームで、後に人気となる対戦バトルで遊ぶモードはありませんでした。
ひとりプレイは、自分で置いた爆弾の爆風に巻き込まれないようにキャラクターを操作するのが重要ですが、慎重になりすぎるとタイムオーバーになってしまいます。だからといって慌て過ぎると、敵キャラにぶつかるか、あるいは自分が仕掛けた爆弾の爆風に巻き込まれてミスしてしまうこともありました。
また、特定のステージではある条件(ブロックをひとつも壊さずにモンスターを全滅させる……など)[1]を満たすと隠しキャラクターが登場し、高得点を獲得できるという裏技もあり、友人と競って必死に出現条件を探したものです。過去に本作を遊んだプレイヤーからは「隠しキャラの出現条件が細かくて、最初に気づいた人はすごい」「隠しキャラを出現させるために100回コンティニューしたけど出せなかった」などの声があがっています。
ちなみに数ある「ボンバーマン」シリーズのなかで、筆者がもっとも遊んだのは、1990年に発売されたPCエンジン版『ボンバーマン』です。本作にはひとりプレイモード以外に、最大5人で遊べるバトルゲームモードが存在します。ルールはシンプルで、プレイヤー同士がおたがいに爆弾で戦うバトルロイヤル方式です。最後まで生き残るために、協力して別のプレイヤーを狙ったり、逆に急に裏切ったりと、ひとりプレイよりも駆け引きが白熱しました。
2023年9月14日に発売された最新作『スーパーボンバーマン R2』ではバトルモードも進化して、世界中のプレイヤーと最大64人で戦う「バトル64」などで迫力満点な世界観で楽しめます。年末年始に人が集まる際に遊んでみてはいかがでしょうか。
(LUIS FIELD)