【視聴は自己責任】クリスマスに観ちゃいけない鬱アニメ 「鬼か?」「最悪死者出る」
12月も終盤にさしかかり、まもなく恋人たちのクリスマスがやってきます。当日をともにするカップルのなかには、アニメを見ながら自宅でゆっくり過ごすという人も多いのではないでしょうか。しかし世の中には「クリスマスに絶対見てはいけないアニメ」というものが少なからず存在するので、くれぐれもご注意ください。
クリスマスにあえて鬱アニメを見るということ
2023年もまもなく、クリスマスがやってきます。恋人と聖なる夜を過ごす人は、今から当日が楽しみで仕方ないことでしょう。一方でなんの予定もなく、早くも「クリスマス終了のお知らせ」といった気分になっている人には、あえての「鬱アニメ」の視聴がオススメです。
クリスマスの日に、あえてブルーな気持ちになるアニメを見ることで、「これよりは100倍マシ……」と思えるかもしれません。
クリスマスに見たい鬱アニメといえば、やはり『School Days』は外せないでしょう。同作は「Overflow(オーバーフロー)」の同名美少女ゲームをアニメ化した作品で、原作のドロドロな恋愛模様をしっかり表現して話題になりました。ちなみに原作ゲームはプレイヤーの選択肢で物語が分岐するマルチエンディング方式になっており、アニメの最終回は「鮮血の結末」などのバッドエンドを下敷きにしています。
その内容はあえて語るまでもないほど有名ですが、ざっくりいえば伊藤誠という主人公が複数の女性と関係を持ち、ラストで大変なことになるドロドロ愛憎劇です。そして問題の最終回は、作品内の時間でクリスマスに起こった出来事を描いていました。ただ、クリスマスといってもロマンチックな内容では決してないため、少なくともカップルで見ることはやめた方がいいでしょう。
なお「ABEMA」ではこれまで7年連続で、12月24日に『School Days』の一挙放送が行われており、毎回視聴者たちに阿鼻叫喚を引き起こしています。2023年のクリスマスイブも例に漏れず放送されるそうですが、最終回は強烈なグロ描写もいくつかあるので、視聴する際には注意が必要です……。
クリスマスに見てはいけないガンダム作品
「クリスマスに見てはいけないアニメ」でいえば、アニメ『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』も有名かもしれません。同作は「ガンダム」シリーズ初となるOVA作品で、比較的モビルスーツの戦闘が少なく、人間ドラマのほうに比重が置かれているのが特徴です。
このアニメもクリスマス時期に物語が展開されていくのですが、ラストはいろいろと心を揺さぶられる、限りなくバッドエンドに近いメリーバッドエンドを迎えます。もちろん名作であることは間違いなく、むしろアニメ全体のなかでも理想的な「外伝」といえます。とはいえわざわざクリスマスの日に『ポケットの中の戦争』を見て、悲しい気持ちにならなくてもいいでしょう。
ちなみに「ニコニコ生放送」では、2023年12月24日(日)に『ポケットの中の戦争』の一挙放送が行われるそうです。嘘だと言ってよ、バーニィ!
最後は、新海誠監督の代表作のひとつ『秒速5センチメートル』をご紹介しましょう。2016年のクリスマスシーズンに上映イベントが行われた際に、ネット上で「狂ってんのか? 最悪死者出んぞ」「わざわざクリスマスに上映とか鬼か?」などと話題になった作品です。
近年の新海監督といえば、『君の名は。』以降の作品がいずれも大ヒットしたことで、大衆受けする恋愛作品の名手というイメージが生まれています。ですが、『秒速5センチメートル』はいうなれば『君の名は。』のダークサイドでした。
「三葉が大人になっても瀧くんのことを一途に想っているわけないよね……」といったリアリズムを、山崎まさよしさんの「One more time,One more chance」に乗せてこれでもかというほど見せつけてきます。ただカップルではなく個人で見る分には、『君の名は。』より深く心に刺さるかもしれません。
(ハララ書房)