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【漫画】うつ病で服薬中の妻から「既読」がない! 全力で帰宅したら妻が「進化」?

妻は激務が原因でうつ病を発症した経験から薬を服用中の妻が、前日「薬を飲むと今の自分がなくなってしまうかも」と悩んでいました。そのことを思い出し、妻の安否を確認するため急いで帰宅すると……。作者のパパ頭さんにお話を聞きました。

最悪の事態が頭によぎり全力で帰宅した夫

胸騒ぎを覚えて帰路を急ぐ夫(パパ頭さん提供)
胸騒ぎを覚えて帰路を急ぐ夫(パパ頭さん提供)

 夫は仕事のあと、ふと妙な胸騒ぎに駆られます。過去にうつ病を発症し、現在は薬を服用中の妻が、前日、薬を飲むと性格が変わったようになるため本来の自分ではなくなるのでは、と恐怖を抱いている様子を思い出したからです。急いで家に帰ると、そこには「進化した」妻の姿があって……?

 パパ頭さん(@nonnyakonyako)によるエッセイマンガ『ずっと君を見ている』がTwitter(現:X)上で公開されました。いいね数は3.2万を超えており、読者からは「手遅れになる可能性があるから、パパさんの焦りは間違っちゃいない」「想い合い、尊重し合える素敵な関係」「夫婦で読みたいマンガです」などの声があがっています。

 パパ頭さんは公務員として働く傍ら、漫画家としても活躍しています。2023年3月から父親の育休をコミック化した『パパが育休とってみたら妻子への愛が深まった話』が発売中です。ブログ「パパ頭の日々のつぶやき」ではイラストを添えながら日常生活についての記事を執筆したり、YouTubeチャンネルではゲーム実況を発信したりしています。

 作者のパパ頭さんにお話を聞きました。

ーー今作『ずっと君を見ている』が生まれたきっかけや、理由を教えてください。

 私は普段育児マンガを描くことが多いです。すると結果として子への想いが主テーマになりやすいのですが、個人的には子への想いの前提には妻への想いがあると思っています。

 大切に想っているのはもちろんなのですが、ではその大切にしている対象とはどういう存在なのか、考えたことをまとめておきたいと思って描きました。

ーー今作を描くうえでこだわったポイントや、お気に入りのシーンなどはありますか?

 妻の無事を確認するために私が走るシーンは、カットしてしまっても話自体は成立すると思うのですが、あえてまるまる1ページ使って描きました。普段は起こるはずもないと思っている最悪の事態が、急に現実感をもって迫ってきたときの焦り、緊迫感みたいなものが伝わっていたらいいなと思います。

育休を経験した漫画家のエッセイマンガ『パパが育休とってみたら妻子への愛が深まった話』 著:パパ頭(KADOKAWA)
育休を経験した漫画家のエッセイマンガ『パパが育休とってみたら妻子への愛が深まった話』 著:パパ頭(KADOKAWA)

ーーたくさんの感想が寄せられています。特にうれしかった感想の声、印象に残った読者のコメントはありましたか?

 精神的な病を抱えている人を傍でケアしていた経験のある方から共感の声をいただけたことが印象に残りました。精神的な病は、患っている当事者はもちろん苦しいのですが、傍でケアしている人にもある種独特のつらさがあると思います。

 マンガでは一日のなかで不安が解消されたかのように描きましたが、実際にはそう短時間ですべてが解決するわけではなく、いつ突発的に何か危険な行為をしてしまわないかと、日々注意しながら過ごすことになります。

 極端に言うと離れている間中、うっすらとした不安を抱えながら生活することになるので、いつもどこか安心できない、ケアする側も精神的な負担を負います。そういったケアする側のつらさを共感してもらえて、少し心が軽くなりました。

ーーほかにも、書籍『パパが育休とってみたら妻子への愛が深まった話』(KADOKAWA)が発売中ですね。書籍化の経緯や、発売が決まった際の心境を教えてください。

 私が公務員ということもあり、書籍化には特別な努力が要りました。それでもここまでたどり着けた背景には、読者を中心として多くの方の助けがありました。実際に本を手に取ったときには、社会から何かしらの意義や価値を認めてもらえたような気持ちになり、感慨深かったです。

ーーあらためて、『パパが育休とってみたら妻子への愛が深まった話』のあらすじや、見どころを教えて下さい。

 書籍には、ごく平凡な父親が育休を取ることで見えてきた育児の風景が、マンガとしてまとめられています。少しずつ子が成長していくなかで感じた喜びや葛藤を、私なりの目線で表現しました。

 パパ目線での育児マンガというのは数が少ないこともあり、そういった点も読者の方には楽しんでもらえているのかなと思います。

 今、日本では、男性の育児参加が大きな関心のひとつとなっていますが、男性に限らず子と関わるすべての人にとって、子供を育てていくということを考えるきっかけや足がかりになれたらうれしいです。

(マグミクス編集部)

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