『ワンピ』ついに舞台はエルバフへ? 尾田栄一郎が漏らした「アレの奪い合い」を大予想!
「ジャンプフェスタ2024」で発表された『ONE PIECE』作者・尾田栄一郎先生の直筆メッセージをめぐり、ネット上ではさまざまな考察が繰り広げられています。意味深な「あの島」の正体とは? そこで起きる「アレの奪い合い」とは?
ルフィたちが向かう次なる島は?
2023年12月16日、17日に開催された「ジャンプフェスタ2024」では、『ONE PIECE(ワンピース)』の作者である尾田栄一郎先生の直筆メッセージが公開されました。そこには「ルフィ達がもし無事にエッグヘッドを出られたら…行きますかねーあの島」などとつづられており、意味深な言葉に好奇心をそそられるファンが相次いでいます。
では、尾田先生がほのめかした「あの島」とは一体どこを指しているのでしょうか。これまでの作中の描写から考えるなら、そこで真っ先に思い浮かぶのは、やはり巨人族の王国「エルバフ」だと思われます。
※この記事には『ONE PIECE』単行本未収録の内容が含まれています。
「エルバフ」が初めて作中で言及されたのは、今から20年以上も前のことでした。「偉大なる航路(グランドライン)」序盤の島「リトルガーデン」で決闘をしていたふたりの巨人族、ドリーとブロギーの口から、彼らの故郷である「エルバフ」について語られています。誇り高き巨人族が多く住まう島ということで、麦わらの一味のなかでも特にルフィとウソップが盛り上がり、いつかその島に行こうと誓い合っていました。
そして「週刊少年ジャンプ」2023年38号に掲載された第1090話で、ついにそのときがやってきます。今いる「エッグヘッド」を脱出したあとに向かう次なる島として、Dr.ベガパンクの口から「エルバフ」の名が飛び出したのです。このことから尾田先生がほのめかしていた「あの島」とは、「エルバフ」を指している可能性が高いでしょう。
また尾田先生はほかにも気になる言葉を残しており、「あの島」について言及したあとに「行かないルートも考えたんですが…ルフィは止められないかな」「そうなってくるともうアレの奪い合いになりますね」と続けていました。
こちらも意味深な言葉ですが、作中でルフィたちが「奪い合い」を行うほど貴重なものとして扱われているアイテムといえば、古代兵器もしくは「ロードポーネグリフ」が挙げられるでしょう。
「ロードポーネグリフ」は「グランドライン」の最果て「ラフテル」に行くための道しるべであり、いまだ最後のひとつの所在が分かっていません。『ONE PIECE』世界の巨人族は寿命が約300年と長く、歴史をよく知る種族と考えられるため、「ロードポーネグリフ」に関する情報を持っている可能性は高そうです。あるいはそれは、「ロードポーネグリフ」を持っているとされる「ヒノキズの男」に関する情報かもしれません。
また古代兵器に関しても、「プルトン」と「ポセイドン」はその実態や所在が明かされていますが、最後のひとつである「ウラヌス」だけは目立った情報が出ていません。やや飛躍した推測かもしれませんが、エルバフの戦士は屈強なことで有名なので、古代兵器の守り人という形でウラヌスを守っている線も考えられそうです。いずれにしても、そろそろ「ウラヌス」に関する情報が出てきてもおかしくはないでしょう。
思い返せばシャンクスたちもエルバフの地に足を運んでいましたが、これも何かの伏線だったのかもしれません。果たしてこの先、ルフィたちの行く手には何が待ち受けているのでしょうか。
(ハララ書房)