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『ワンピ』「火ノ傷の男」有力候補は? 「一味の関係者」「海賊の妨害してる」

『ONE PIECE』で1056話で名前が出てからずっと謎なのが、キッドが語っていた「火ノ傷の男」の正体です。ネットで色んな考察が飛び交っていますが、有力なのは誰なのでしょうか。

火傷なのか火の傷に見える別のものなのか

「ONE PIECE Log Collection “ROOKIES”」(エイベックス・ピクチャーズ)
「ONE PIECE Log Collection “ROOKIES”」(エイベックス・ピクチャーズ)

 緻密な伏線が張り巡らされた『ONE PIECE』で、いまだ解明されていないのが「ひとつなぎの大秘宝」の手がかりを知る「火ノ傷の男」の正体です。1056話で、キッドとキラーが語った人物で、ふたりの会話から考えるに「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」の争奪戦に参加するためには、火ノ傷の男が重要な鍵を握っているといっても過言ではありません。

 現在火ノ傷の男について分かっていることは、キッドの話から「火ノ傷がある男」「アテがない」ということと、黒ひげ海賊団のラフィットが言った「真っ黒い船に乗り、巨大な渦で近づいた敵船を飲み込んだことがある」こと、そして黒ひげの発言から「ポーネグリフの内のひとつを持っている可能性があるということです。今回は火ノ傷の男の可能性のある、すでに登場済みのキャラのなかでサウロ、ドラゴン、ウルージについて掘り下げていきます。

●巨人族の元海軍中将 ハグワール・D・サウロ説

 22年前のバスターコール事件にて、幼少期のニコ・ロビンを逃がしたのちに死亡したと思われていたサウロですが、1066話で生存している可能性がほのめかされました。ベガパンクの口からバスターコール事件の数か月後、数名の巨人族が文献を引き上げていたという目撃情報が語られています。

 その巨人族の船長は全身に包帯を巻いた妙な男で、オハラに現れ、貴重な文献を全てエルバフに持ち帰っていました。このことから、まさにオハラの意思を受け継いでいるひとりであるといえるでしょう。

 全身に包帯を巻くほどの大怪我を負いながらも生き延び、どこかでひっそりと身を隠しているという点から、キッドの言う「火ノ傷がある男」「アテがない」ということが当てはまるのではないでしょうか。さらに巨人のサウロであればポーネグリフを持ち運ぶことができるので、火ノ傷の男である可能性が考えられます。

●革命軍の総司令官 モンキー・D・ドラゴン説

 真っ黒い船に乗り、巨大な渦で敵船を飲み込んだとされる火ノ傷の男ですが、作中で登場している黒い船といえば、革命軍のヴィント・グランマ号が挙げられます。ドラゴンは謎の多いキャラクターで能力もいまだ明らかになっておらず、ローグタウンでルフィを逃がしたときに大きな風が吹いていたため、巨大な渦も生み出せるような能力者である可能性があります。

 また、22年前の時点では彼の顔の刺青が描かれていませんでした。そのためオハラでのバスターコール事件を機に革命軍を作ったドラゴンは、その道中で顔に火傷を負い、それを隠すために刺青を入れたのではないか、という考察もネット上で数多く上がっています。

●空島出身の破戒僧海賊団僧長 ウルージ説

 最悪の世代であり「怪僧」の名で知られるウルージは空島に行っており、陸にはほとんど現れないと考えれば、キッドの「アテがない」という条件に当てはまります。さらに腕のタトゥーが炎のような模様をしており、「火ノ傷」と見ることもで可能です。

 そのような点から火ノ傷の男の候補のひとりにウルージも挙げられますが、サウロやドラゴンに比べると根拠は薄いかもしれません。

 間違いなく今後の重要な役割を担うであろう火ノ傷の男については、読者の間で白熱した考察が飛び交っています。今回ご紹介したサウロ、ドラゴン、ウルージ以外にも候補がいそうですが、その正体は一体誰なのでしょうか。

 黒ひげ海賊団のシリュウは「おれァ政府の人間だと踏んでるがな」と推測していました。彼の発言通り、ロードポーネグリフを持って各地を転々としていれば、誰かがラフテルにたどり着くことができなくなるので、その線も濃厚でしょう。今後の展開で、その正体が明かされるのはいつになるのでしょうか。

(マグミクス編集部)

【画像】え?これが「火ノ傷の男」の証拠? ラフィットが語っていた「黒い船」とは

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