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あまりにも無慈悲… 『ドラクエ』敵が使うと凶悪すぎた「理不尽な呪文」3選

「ドラクエ」シリーズには多種多様な呪文があり、味方だけでなく敵モンスターも使用します。しかし同じ呪文でも、味方が使うと微妙なのに、敵が使うと効果絶大という理不尽な呪文もありました。

敵が使うと効果絶大! 「プチトラウマ」な厄介呪文とは?

ファミコンソフト『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』(エニックス)
ファミコンソフト『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』(エニックス)

「ドラクエ」シリーズにはさまざまな呪文があり、仲間だけでなく、敵モンスターも使用してきます。

 しかし、同じ呪文にもかかわらず、味方が使う場合と敵が使う場合で、相手に与える影響の差が大きいものも存在しました。そこで今回は敵モンスターには使われたくない「厄介な呪文」に焦点を当てて振り返ります。

『ドラクエ3』で初登場した「マホカンタ」という呪文があります。この呪文は、対象者に呪文を跳ね返す効果を与えるというものです。

 強力な攻撃呪文を唱える敵との戦闘時に効果的ですが、味方の回復呪文まで跳ね返してしまうため、正直使い勝手はイマイチです(『ドラクエ9』以降は敵の呪文だけ跳ね返すように)。

 ところが、敵が「マホカンタ」を使用すると相当厄介なことになります。1体でも「マホカンタ」を使用した敵がいると、威力の高い全体攻撃呪文が使いにくくなり、主人公サイドの行動がかなり制限されてしまうのです。

「マホカンタ」を解除するには「いてつくはどう」を使用するか、効果が切れるのを待つしかなく、それまで物理的な攻撃でダメージを与えるしかありません。

 続いて「メガンテ」は、シリーズ屈指の知名度を誇る自己犠牲呪文です。この呪文を唱えた使用者は必ず死ぬかわりに、相手を全滅させたり、瀕死状態に追い込んだりする効果がありました。

 パーティを危機から救うハイリスク・ハイリターンの呪文のように思えますが、実際はそれほど使う機会は多くないはずです。戦闘後に仲間を蘇生させる必要があるうえに、作品によっては倒した敵の経験値やゴールドも入りません。少なくとも長旅の途中には使いたくない呪文といえるでしょう。

 しかし、そんなハイリスクな「メガンテ」も、敵が使用するとなると、たちまち凶悪な呪文と化します。「メガンテ」1発でパーティを全滅させられる可能性があり、その対価は敵モンスター1体の命だけで済むのです。

 いわば敵にとっての「メガンテ」はローリスク・ハイリターンの呪文であり、理不尽さを感じてしまいます。そのため「デビルロード」や「ばくだんいわ」のような「メガンテ」を使用する可能性のある敵がトラウマになっているプレイヤーも多いのではないでしょうか。

 使用すると何が起こるか分からない「パルプンテ」も、敵が使用した際に緊張感の走る呪文です。

「パルプンテ」を使うとランダムで効果が発動し、味方にマイナスの効果を及ぼすこともあるので、長い冒険中に使うのはリスクがあります。万が一「全員のMPがゼロになる」といった悪い効果が発動したら、旅を中断して回復のために町に戻らざるを得ません。

 しかし、敵側にはそんなデメリットは関係なく、容赦なく「パルプンテ」を使ってくるので非常に厄介です。もちろん、こちらにとって良い効果が出ればラッキーですが、完全に運次第というのが恐ろしすぎます。

『ドラクエ5』の「ムーンフェイス」、『ドラクエ7』の「デスクリーチャー」などは、ラストダンジョンに出現する「パルプンテ」の使い手です。万全を期してラスボスに挑む直前に、「パルプンテ」の悪い効果を食らってしまったら泣くしかありません……。

 ほかにも対象のMPを奪う「マホトラ」、混乱させる「メダパニ」なども、敵に使われると面倒な呪文と言えます。敵、味方で呪文使用時の影響度が異なるのは、プレイヤーサイドからすると理不尽に思えますが、こういう呪文があるからこそ緊張感のあるバトルが楽しめるのかもしれません。

(マグミクス編集部)

【画像】あまりに無慈悲… トラウマ呪文を使ってくる厄介な強敵たち(4枚)

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