『電影少女』作者は続編を構想中? 「ジャンプ」を支えたレジェンド作家たちの現在
今や「週刊少年ジャンプ」は、少年マンガ誌のなかでも頭ひとつ抜けた存在です。その人気を築き上げたのは、レジェンドと呼ぶべき偉大な漫画家たちでした。ですが彼らが今、どんな活動をしているのかご存じでしょうか。
かつて「ジャンプ」を支えた人気作家たち

子供の頃、夢中になって読んでいたマンガの数々を思い出し、ふと「あの頃の人気作家たちは今何しているんだろう」と、考えることはありませんか。本稿では、かつて「週刊少年ジャンプ」を支えたレジェンド作家たちの「現在」に注目してみました。
●”遅筆”は相変わらず!? 江口寿史先生
江口寿史先生といえば、1970~80年代の「週刊少年ジャンプ」にて『すすめ!! パイレーツ』や『ストップ!! ひばりくん!』などのヒット作を生み出した人気作家です。ギャグ漫画家でありながら非常に画力が高く、特に美少女の絵に定評がありました。それと同時に日本有数(?)の遅筆家としても有名で、代表作である『ストップ!! ひばりくん!』でさえも休載は一度や二度のことではありません。
そんな江口先生は現在、主にイラストレーターとして活躍中です。ただし今でも遅筆は相変わらずのようで、2023年10月放送のラジオ番組『アンジェリーナ1/3 夢は口に出せば叶う!!遅番』にゲスト出演した際には、小説家である樋口毅宏先生の本のカバーイラストを担当したものの、1年以上待たせてしまったことを明かしていました。
とはいえ遅筆で有名になってもなお仕事が絶えないのは、やはり江口先生のイラストにそれだけ魅力があるからでしょう。
ちなみに現在、東京都世田谷区の世田谷文学館では、2024年2月4日(日)までのあいだ、企画展「江口寿史展 ノット・コンプリーテッド」を開催中です。「ジャンプ」連載当時のものから最近の作品まで、江口先生が手がける美麗イラストを存分に堪能することができます。
●『ウイングマン』の続編を準備中? 桂正和先生
『電影少女』や『I”s<アイズ>』などのちょっとハレンチな作品を生み出し、多数の少年たちをドキドキさせたレジェンド作家、それが桂正和先生です。生粋の特撮ヒーローファンとしても有名で、『ウイングマン』や『ZETMAN』などの作品にその趣味が表れているほか、デザインセンスにも長けており、アニメ『TIGER & BUNNY』のキャラクター原案やヒーローデザイン、バットマンのアクションフィギュアの監修なども手掛けてきました。
そんな桂先生の長期連載は、2014年に第1幕が終了した『ZETMAN』が最後で、それ以降は「週刊ヤングジャンプ」でたびたび読み切り作品を掲載しています。『ZETMAN』の20巻には第2幕のタイトル「-ZET-暴きの光輪」が予告されていましたが、10年近くものあいだ、続報はありません。
ただ2022年に画業40周年を記念して行われたイベント「40th Anniversary 桂正和 ~キャラクターデザインの世界展~」のトークショーにおいて、桂先生自ら「中途半端な感じになっている『ZETMAN』の続きをやりたい」と語っていました。加えて連載デビュー作『ウイングマン』の続編の構想があることも明かしています。もしかすると桂先生の長期連載が再び読める日は、そう遠くないかもしれませんね。



