『ドラゴンボール』で「最強種族」かも? ナメック星人の凄すぎる生態
『ドラゴンボール』の作品史上最強クラスの戦闘種族といえば、もちろん「サイヤ人」が思い浮かびます。ところが、ネット上では「史上最強はナメック星人こそふさわしい」との声も上がっていました。
不思議な種族・ナメック星人
『ドラゴンボール』の最強クラスの戦闘種族といえば、もちろん「サイヤ人」が思い浮かびます。ところが、ネット上では「生物としての最強はナメック星人こそふさわしいんじゃないか」との声も上がっていました。
水だけで生きていくことができ、雌雄がないという面白い生態で、不思議な種族・ナメック星人について振り返ります。
『ドラゴンボール』でキーとなっているのが、世界中に散らばっている不思議なボール「ドラゴンボール」です。7つ集めると神龍(シェンロン)が出てきて、どんな願いでもひとつだけ叶えてくれるドラゴンボールを作った種族こそ、ナメック星人でした。
ナメック星人は『ドラゴンボール』の作中でも謎が多い種族です。なんと食料は必要とせず、水さえあれば生活ができます。そして最大の特徴は、雌雄の概念がなく、口から卵を産んで子孫を増やせるということでした。パートナー不要で子孫を残せるという、なんとも不思議かつ、生き残るうえでは有利な生態を持っています。
もうひとつの特徴ですが、全てのナメック星人が卵を産むわけではありません。ナメック星人には卵を産む「龍族タイプ」、戦闘向けの「戦士タイプ」の2つのタイプがあり、それぞれの力に特化しています。
たとえば、「龍族タイプ」のデンデは戦う力はあまりありませんが、怪我をした相手に触れることでどんな傷でも癒す特殊な力を持っています。またムーリ長老から「優秀な龍族」というお墨付きを受けて、新たな地球の神様になったデンデは、「ドラゴンボール」を作り出す力を持っていました。この力がなければ『ドラゴンボール』という作品自体が成り立ちません。
さらに、ナメック星人は頭部が無事であれば、身体の一部分が損傷しても再生できる特殊能力を持っています。戦士タイプでないナメック星人ですら戦闘力は3000程あり、ざっと挙げただけでもかなり優秀な種族です。
またナメック星人は肉体とエネルギーとを同化させ、ふたつつの個体が融合することでより戦闘力をアップさせることができます。ネイルはフリーザとの戦いで瀕死となり、ピッコロの意識をベースとして同化をしたことで、ピッコロは大きな力を得ることができました。
ネット上では「ピッコロとネイルが同化してあの強さは驚き」「同化能力は強くなりすぎてヤバい」という声も上がっています。
ナメック星人はひとりにつき卵を10~20個くらい産みます。しかし、大昔にナメック星は異常気象によって最長老だけを残して全滅してしまいました。この異常気象の際に地球へやってきたナメック星人、「カタッツの子」がピッコロ大魔王と神様の元の姿です。それから最長老が数多くの卵を産み、現在のナメック星まで復興させることに成功します。
デンデが108番目の子供なので、最長老は少なくとも108人の子供を産んでいます。『ドラゴンボール』公式サイトにもある通り、現在ナメック星にいるナメック星人は、全員最長老の子供なのです。
最後のひとりになってからのここまでの巻き返しは、サイヤ人にも無理な芸当でしょう。生き残る力という意味では、確かに作中最強かもしれません。
(マグミクス編集部)