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「30年前の大みそか」に放送されたアニメは数が減少 松本零士原作の戦争ものが存在感!

今から30年前となる1993年の大みそかは、松本零士先生原作の戦争アニメや『ドラえもん』の特番など多くのアニメが放送されていました。また、NHKは子供向け番組を午前と午後に放送し、忙しい両親に代わって、子供たちの興味を引いてくれていたようです。当時を振り返ります。

松本零士原作の戦争アニメは貴重な「TV放映」

1993年の大みそかにNHKで放送されていた、『ニルスの不思議な旅』DVD-BOX(NHKエンタープライズ)
1993年の大みそかにNHKで放送されていた、『ニルスの不思議な旅』DVD-BOX(NHKエンタープライズ)

 年末年始のTV番組は、TV局のスタッフや関係者が休みを取るため生放送は少なく、撮りためた特番や既存の映像を流すことが多いものです。当然、アニメもそのなかに含まれており、多くの番組が放送されていました。今から30年前となる1993年の大みそかに放送されていたアニメはどんな作品だったのか、新聞のTV欄を参考に紹介します。

※今回紹介する番組の放送チャンネルや放送時間は、すべて関東圏に準拠したものとなります。ご了承ください。

 この年はNHKでのアニメ放送はなく、NHK教育テレビに集約されていたので、まずここから取り上げます。昼の12時からは「わいわいワイドの大みそか(1) 人気子ども番組大集合」と題した枠が設けられており、ここでは『おばけのホーリー』や『ニルスの不思議な旅』が放送されています。午後の3時からは「わいわいワイドの大みそか(2) 人気子ども番組大集合」という枠のなかで藤子・F・不二雄先生原作の『ポコニャン』が3本立てで放送されていました。

 そして1993年の大みそかアニメで最大の注目作は、日本テレビが放送した『ザ・コクピット』です。『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』などの作品群と並ぶ松本零士先生の代表作をOVA化した作品で、確認できた限りではこの日がTV初放送となりました。

 全62話の原作から厳選された3つのエピソードがアニメ化されており、卑怯者の烙印を押されたドイツ空軍パイロットが主人公の「Vol.1 成層圏気流」、有人特別攻撃機「桜花」のパイロットが主人公の「Vol.2 音速雷撃隊」、ふたりの兵士がバイク「陸王」に乗り飛行場を目指す「Vol.3 鉄の竜騎兵」、そのいずれもが戦争の厳しさと虚しさを描いた作品として、今なお語り継がれている傑作です。

 なお、『ザ・コクピット』は1話あたり25分で制作されており、枠は16時から17時30まで確保されていたため、この大晦日に全話が放送されたと考えられます。

【画像】「えっ…?見たかった」 これが1993年の大みそかに放送された、「松本零士原作の戦争アニメ」です(5枚)

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