5分で振り返る『ワンピース』 鬱展開が苦しい、新世界編以降の物語【後編】
『ONE PIECE(ワンピース)』は原作が1100話を突破し、TVアニメの新章突入や新アニメシリーズ『THE ONE PIECE』制作の発表など、話題沸騰中です。そんな今、これまでの麦わらの一味の航海の軌跡を見直してみてはいかがでしょうか。
2年の修行期間を経て、新たなスタート!

「週刊少年ジャンプ」(集英社)の2024年1号で、ついに1100話を突破し、さまざまな伏線が回収されつつある『ONE PIECE(ワンピース)』は、TVアニメの最終章「エッグヘッド編」突入や新アニメシリーズ『THE ONE PIECE』の制作発表など新情報が次々と発表されています。これらを記念して、これまでの麦わらの一味の航海の軌跡について順を追って振り返ります。
今回は後編として、「マリンフォード頂上戦争編」の2年後を描いた、「魚人島編」から最終章「エッグヘッド編」へと続く「ワノ国編」までを見てみましょう。
●「魚人島編」
麦わらの一味は、2年間の修行を経て魚人島で落ち合います。そこでは魚人たちと「アーロンパーク」以上の激しい戦いを繰り広げました。
麦わらの一味の「覇気」をはじめ、次々とお披露目される修行の成果は大きな見どころでしょう。また、海軍の新元帥や新たな四皇といった、その後の展開に大きく影響を与える情勢変化にも要注目です。
●「パンクハザード編」
「偉大なる航路(グランドライン)」後半の海である「新世界」に突入した麦わらの一味は、灼熱の大地と雪原が同居する「パンクハザード」に到着しました。そこではハートの海賊団であるトラファルガー・ローやスモーカー、たしぎと遭遇し、ともに「謎の研究所」の実態を暴きます。
人工悪魔の実「SMILE」や、王下七武海の怪しげな行動など、話数は50話程度ですがその後のエピソードにかかわる重要な伏線がちりばめられていました。
●「ドレスローザ編」
「SMILE」の製造工場を破壊するため、ドンキホーテ・ドフラミンゴの本拠地ドレスローザへ向かうと、麦わらの一味は、人間とオモチャが共存する奇妙な光景を目にします。
2年間の修行の間に身につけたルフィの新技と「イトイトの実」の能力を自在に操るドフラミンゴの壮絶なバトルは必見です。また、死んだと思われていた義兄との再会やドフラミンゴの口から語られた「悪魔の実」の「覚醒」は、今後の展開に大きな影響を及ぼします。