【漫画】子供を自転車に乗せたまま「ガシャーン」 テンパる母への声掛けに「え…?」
自転車に子供ふたりを乗せて、買い物に出かけた作者。駐輪場でバランスを崩して、子供を乗せたまま自転車を倒してしまったのですが……。Instagramで公開されたマンガが、「すごく分かる」「助けてもらったときは泣きそう」「見かけたら、絶対助けようと思います」と話題になっています。作者のさちさんにお話を聞きました。
「助け合い」の大切さを実感
心が折れそうになった出来事を描いたマンガ「ちょっと泣けた話」が、Instagramで400以上のいいねを集めて話題となっています。
駐輪場で子供たちを乗せたまま、自転車を倒してしまった作者。子供が泣いてしまいパニックになっていると、通りかかった方が……。読者からは、「すごく分かります……」「助けてもらったときは泣きそう」「そんな人を見かけたら、絶対助けようと思います」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、イラストレーターのさちさんです。日常で起きた出来事をマンガにしてInstagramで発表しています。さちさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーーお子さんたちは大丈夫でしたか?
下の子はしばらく泣いていましたが、ケガもなく、大丈夫でした。買い物をして、気をまぎらわせたりしていました。
ーーこういったとき、どのように助けてくれるとありがたいでしょうか?
「大丈夫ですか?」と、お声がけして下さるだけでも私は助かります。「手伝いましょうか?」と聞かれると、「いや、結構です……」と思わず断ってしまいそうになるので……。「大丈夫ですか?」と声をかけて、自転車を起こすのを手伝っていただけると、1番助かります。難しいかもしれませんが……。
ーー逆に、助けられてありがたかったことはありますか?
ベビーカーで電車に乗るとき、いつも扉のそばにいて下さる方が、手を差し伸べて助けて下さるので、大変助かっています。今回は誰も助けてくれなかったことを描きましたが、普段は助けて下さる方が多く、感謝することばかりです。
ーーその後、さちさん自身がどなたかを助けるような機会は訪れましたか?
まだこういった機会はないですが、準備はしています! 助け合いですよね。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
「助けられたときは、本当にありがたかった!」「助けてもらったとき、うれしすぎて涙が出た」など、体験談を多くいただきました。コメントを読んで、「『助けられるのが苦手』なんていう親(子連れ)はいないよね……」と感じました。ほかにも「その場にいたら助けたのに!」という優しいコメントもあり、読みながらジーンと感動しました。
ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか?
2019年の年末からです。幼少期からマンガを描いていて、将来の夢は漫画家でした。子供が生まれる前から、育児系のマンガは楽しく読んでいて、「私もマンガを描いて、育児のつらさや面白さを共有したい!」と思いました。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
マンガにも描きましたが、自分への戒めが1番です。ただ、もし読んで下さったなかで助けることを迷う方がいたら、「助けられて嫌な親(子連れ)はめったにいないから、ぜひ助けてあげて下さい」というメッセージも出したかったからです。
ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。
「これをしたい!」などは特に決めておらず、いただいた機会を楽しみながら描かせていただいています。イラストはどんどん描いていきたいと思っています。
(マグミクス編集部)