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1月5日は「ギャンの日」 アニメでは不遇も「異世界でリベンジ」していた!

異世界転生したら人気者に? 派生機が続々登場

ゲーム「ギレンの野望」シリーズでは、ギャンの派生機体が次々と登場した。画像はシリーズ第1作となる、セガサターン版『機動戦士ガンダム ギレンの野望』(バンダイ)
ゲーム「ギレンの野望」シリーズでは、ギャンの派生機体が次々と登場した。画像はシリーズ第1作となる、セガサターン版『機動戦士ガンダム ギレンの野望』(バンダイ)

 ギャンのバリエーション機を一気に増やしたゲームと言えば、みなさんもご承知のシミュレーションゲーム「ギレンの野望」です。本来あり得なかった「IF」を楽しむこのゲームでは、多くのバリエーションを生み出しました。

 まずはTV版と同じタイプになる「YMS-15/MS-15S ギャン先行量産型」。マ・クベをはじめとしてアナベル・ガトー、ランバ・ラル、さらにシャア・アズナブルといったアニメ作品で有名な名立たるエースパイロットの乗機になっています。

 量産型は「MS-15A ギャン」。これに正史のゲルググと同じようにブースターを装備した「MS-15B 高機動型ギャン」があります。そのパイロットは黒い三連星をはじめ、MSVでおなじみのジョニー・ライデンとシン・マツナガがいました。

 そしてゲルググと同じくキャノン砲を背負った「MS-15C ギャンキャノン」があります。本来の格闘能力とは真逆の装備ですが、これはガンキャノンにかけた遊び心も含まれているのでしょう。残念ながら下半身をマゼラベースにした「ギャンタンク」は実装されていません。

 さらに「MS-14JG ゲルググJ」に相当する「MS-15KG ギャンK(クリーガー)」。「MS-14F ゲルググM」に相当する「MS-14F ギャンM(マリーネ)」も登場しています。もちろん指揮官用の「MS-15Fs ギャンM指揮官用」にはシーマ・ガラハウが搭乗していました。

 この他にも「ガンダムネットワークオペレーション」では「MS-15[EXAM] ギャンEXAM搭載型」。「SDガンダム GGENERATION」ではアクシズで開発された「MS-14J リゲルグ」に相当する「MS-15K ギャン改」などがあります。この他にも各種マンガでいくつかのバリエーション機が存在しました。

 しかしギャンがもっとも輝いた例として、ガンプラに異世界転生を果たしたアニメ『ガンダムビルドファイターズ』シリーズでの活躍は外せないでしょう。「ギャンギャギャン」、「ギャンバルカン」、「ギャンスロット」といった、正史では考えられない機体たちです。

 最近では劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』にも「ギャンシュトローム」というギャンをオマージュしたMSの登場も発表され、コズミック・イラにも異世界転生を果たしていました。

 ギャンは劇場版に唯一登場しないMSであることから、「劇場版はビームサーベルだけ登場」というネタにされがちです。その設定から宇宙世紀正史での活躍は少ないのですが、これからは別世界での活躍が期待できるかもしれません。

(加々美利治)

【画像】「えっ…? 増えすぎ」これが異世界で登場した「ギャン」派生機体です(6枚)

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