まさかこれで終わり…? 不穏な最後を迎えた秋アニメ3選「らしくない」「2期来るか?」
10月から順次放送開始された秋アニメも、最終回を迎える作品が増えてきました。すっきりと終わった作品もあれば、続編への布石を打って終わった作品もあります。しかしなかには、そのどちらでもなく、不穏な終わり方で視聴者をざわつかせた作品もありました。この記事では、「不穏な最後を迎えた秋アニメ」を3作品あげていきます。
続編の匂わせなのか? 意味深な不穏END
アニメ作品を見ていると、思わず「えっ!?」と言いたくなるような、不穏な最終回に出会うことがあります。続編への導線なのか、それとも単に余韻を残しただけなのか……後味が残るだけに、アニメファンの間で話題に上がることもあるでしょう。この記事では、ネット上で「あんな終わり方する?」「どういうことなんだろ……」と評判の、「不穏な最後を迎えた秋アニメ」を3作品、みてみましょう。
※この記事は、『婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む』『盾の勇者の成り上がり』『キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~』のネタバレを含みます。
●『婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む』
公爵家の令嬢でありながら、無実の罪を着せられたシャーロット・エヴァンズ(CV:早見沙織)は、国を追放され森の中を逃げていました。翌朝、森の中で気を失ったシャーロットを、とある魔法使いが助けます。
その魔法使いは、「魔王」とあだ名される人嫌いの天才アレン・クロフォード(CV:杉田智和)でした。アレンはシャーロットの不憫な身の上を聞き、彼女を住み込みで雇うことにします。趣味すらない健気な彼女に、アレンは「イケナイこと」を教えようと意気込むのでした。
『婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む』は、同名ライトノベル(著:ふか田さめたろう、イラスト:みわべさくら/主婦と生活社)が原作のアニメです。案外ゆっくりと仲を深めるふたりがほほえましい本作ですが、最終回ではその幸せに影が差します。
下ネタ大好き杉田さんと、「女神声優」と呼ばれるクリーンな早見さんが共演する本作は、キャスティングの時点で面白さが透けて見えました。本作でいう「イケナイこと」は、ケーキの大量食いやサンドバッグを殴ることですが、ふたりの仲が深まるイベントも発生します。
主人公&ヒロインと担当声優のイメージが合いすぎて、もはや中の人そのままでは? と思いそうな本作ですが、楽しい流れは最終回のラストで変わります。シャーロットを追放したセシル王子(CV:古川慎)が追っ手を放ち、「待っていろ、シャーロット」と不敵な笑みを浮かべるのです。
「最近は朝が来るのが楽しみなんです」と言うシャーロットの笑顔を、アレンは守ることができるのでしょうか。
『婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む』は、「ABEMAプレミアム」「Amazonプライム・ビデオ」「dアニメストア」ほかで配信されています。