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肩にバズーカ、傷心のため… 漫画家のユニークな休載理由に「何それ(笑)」

楽しみにしていたマンガが「休載」することになればショックを受ける人も多いはずです。しかし、なかにはユニークな休載理由を発表し、読者を残念な気持ちよりも「面白い」という感情にさせた漫画家も見受けられます。

作者の個性爆発な休載理由

ルフィが描かれた「ONE PIECE Log Collection “EAST BLUE”」DVD(エイベックス・ピクチャーズ)
ルフィが描かれた「ONE PIECE Log Collection “EAST BLUE”」DVD(エイベックス・ピクチャーズ)

 毎週や毎月の連載を抱えている漫画家にとって締め切りを守ってマンガを描くことは大切なことですが、時にはやむを得ない事情で「休載」する場合もあるでしょう。大抵は真面目に休む理由を伝えるものですが、なかにはユニークな休載報告をする漫画家もいます。

 たとえば「刃牙」シリーズの著者である板垣恵介先生は、シリーズ4部にあたる『刃牙道』を「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載していた時に、2014年41号の巻末で「骨折だ。正拳が握れない。休ませてくれ!」との発言を残しています。骨折は仕方ないとしても「正拳が握れない」のはマンガを描くうえでわざわざ言う必要がないようにも感じますが、「刃牙」シリーズの作者ならではのユーモアが垣間見えた休載理由でした。

 また手術を理由に休載を発表し、面白おかしく報告した漫画家といえば『ONE PIECE』の作者である尾田栄一郎先生も外せません。

 2014年5月29日にポータルサイト「ONE PIECE.com」で扁桃腺を切除するため、2号に渡って『ONE PIECE』を休載することが発表されました。その際に尾田先生は「去年から、疲れるとノドの扁桃腺という部分がはれる体質になってしまいました。大変仕事の邪魔なので、その扁桃腺を取ってしまおうというのが今回の手術です」と説明した後、「せっかくの手術ですので肩にはバズーカもつけて貰う予定です」と冗談を交えながら述べていました。

 ちなみに2023年6月6日にも目の手術のために連載を4週にわたって休載することを発表し、その時にも「目から…ビームを出す手術をする事になりました」としています。肩にバズーカ、目からビーム……尾田先生はロボットになろうとしているのでしょうか。

 板垣先生や尾田先生のように怪我や手術のために休載するのは仕方のないことですが、なかには「趣味のゲームのために休む」と堂々と報告した漫画家もいます。

 その漫画家というのは、一児の母で『不思議なソメラちゃん』『弱酸性ミリオンアーサー』の作者である、ちょぼらうにょぽみ先生です。「コミックブシロードWEB」(KADOKAWA)で『きゅぽぽんぬ?宇宙忍者カンパニー』を連載していた際、2022年9月に「大好きなスプラトゥーン3が出る為しばらくお休みさせて頂きます」と長期休載を発表しました。

 休載発表から1年以上経過していますが、『きゅぽぽんぬ 宇宙忍者カンパニー』の連載は2022年6月24日で止まったまま……。休載報告で「ランクがS以下なら漫画家失格なのが昨今の出版界の掟」としていたので、もしかしたらいまだに『スプラトゥーン3』でランク上げに励んでいるのかもしれません。

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