「初見殺し」「チートすぎ」『ワンピース』パラミシア系最強の「悪魔の実」を考察
『ONE PIECE』には、数多くの悪魔の実の能力者が登場しますが、そのなかでもパラミシア(超人)系と呼ばれる能力には、ユニークなものがたくさん存在します。使い方次第では無双することも夢じゃないパラミシア系ですが、能力者同士のタイマン勝負なら誰が最強かを考察します。
鍵を握るのは「先手必勝」 パラミシア系最強の能力とは
『ONE PIECE』には、今や把握しきれないほど数多くの「悪魔の実」が登場しています。悪魔の実の能力も千差万別で、「最強の能力」に関する話題はファンの間で盛り上がる鉄板のネタと言えそうです。
そこで本記事では、比較的ユニークな能力が多いパラミシア(超人)系の悪魔の実に絞り、タイマン勝負を行った場合を想定した最強能力を探ってみました。
まず取り上げたいのは、本編ではネタキャラ感が漂っていたフォクシーの「ノロノロの実」の能力です。
この能力は、体にノロマ光子を生成し、「ノロノロビーム」を発射することができます。ビームが当たった対象は、30秒間動きがノロノロになるという効果がありました。
この「ノロノロの実」の勝ち筋は、言うまでもなく初手でノロノロビームを当てることです。うまく成功すれば、30秒間は圧倒的に有利になり、一方的に致命傷を与えることも難しくありません。いまだに「実はフォクシーって強かったよな」といわれるほど、使い方によっては強力と思われる能力でした。
そしてトラファルガー・ローの「オペオぺの実」の能力も最強候補の一角です。「ROOM(ルーム)」という特殊な空間を展開し、その空間内に取り込んだあらゆるものを自由にオペすることができます。
つまり「ROOM」に取り込んだ時点でほぼ勝利が決まってしまうので、読者から「チートすぎる」と言われるほどの能力でした。
シュガーの「ホビホビの実」の能力も見逃せません。これは触れただけで相手を強制的にオモチャに変えるという能力です。
しかも、オモチャにした者に関する記憶が、全世界から消滅するという恐ろしい効果もあります。そのうえオモチャにした相手と契約を交わすことで絶対服従させることも可能で、いくらでも悪用できそうな能力でした。
一方的に攻撃されると厳しいですが、一度相手に触れることができれば圧倒的に有利になる能力です。まさに初見殺しの「悪魔の実」と言えるのではないでしょうか。
「初見殺し」といえば、大監獄インペルダウンの署長だったマゼランの「ドクドクの実」の能力も忘れられません。
全身から毒を分泌するため、体に触れるだけで相手に毒を付与し、ため息なども猛毒のため近づくことすら危険です。
実際、本編ではルフィに圧勝し、瀕死状態に追い込んでいました。「もはや四皇クラス」とまで言われる圧倒的な強さは、毒を無効化する方法がない限り手の施しようがないのかもしれません。
海軍大将の藤虎こと、イッショウの能力である「ズシズシの実」も、無双できるだけの強さを秘めた能力です。
重力を操ることができ、対象を浮遊させたり、地面に叩きつけたりと自由自在です。さらに上空から隕石を落下させることも可能で、その能力は宇宙空間にまで影響を及ぼします。
能力が及ぶ規模を考えると「使い方次第で世界を滅ぼせるのでは?」と言われるのも納得です。
今回紹介した最強候補の「悪魔の実」を振り返ると、先手が取れれば、その時点で勝利が決まってしまいそうな尖った能力が多いのが「パラミシア系」の特徴なのかもしれません。
もちろん、ほかにも強力な「悪魔の実」はたくさんあります。皆さんが思う、パラミシア系最強の「悪魔の実」は何でしょうか?
(マグミクス編集部)